杉山 忠義さん [コピーライター]
「自分のできる範囲で社会貢献しよう」というコンセプトに共感
その人にしかできないことって、100人いれば100通りある
今の職業としてはフリーライターをしています。執筆媒体は、経済・経営関連のメディア（雑誌やWEB）が主で、取材先の選択から、アポ取り、撮影、編集と業務は多岐に渡りますね。また、以前に木工職人として10年近く働いていたキャリアを生かし、建築・インテリアに関する取材・執筆業務を引き受けています。
サービスグラントを知ったのは、2008年末に開催された、C&R社のクリエイターズ・パーティ。「プロボノ」という言葉を知ったのも、この頃だと記憶しています。会場では、ボランティア意識の高い見識者の方数名が講演を行い、その中の1人に、サービスグラント代表の姿がありました。講演を聞いた僕は、まさに「感動」。すぐに嵯峨さんとコンタクトを取り、コピーライターとして登録したわけです。
登録してプロジェクトに参加しようと思ったのはサービスグラントの「自分のできる範囲で社会貢献しよう」というコンセプトに、共感したからです。社会貢献に興味はあるけれど、「自分に何ができるの？」と思っている方って、結構多いですよね。僕も以前はそんな1人でした。たとえばですが、ボランティアというと町に落ちているゴミを拾うということで自分ができる精一杯だと思っていましたから。
――でも、その人にしかできないことって、100人いれば100通りあるわけで。
元サッカー選手のヒデもよく言っています、「自分のできる範囲で、アクションを起こすことが大事だよ」と。だから、僕はアクションを起こしたのです。
もちろん、嵯峨さんのスピーチそのものに、感動したという理由もありますが（笑）。
初回のミーティングからニックネームで呼び合える素敵な仲間と
コピーライターとして参加することになったのは、横須賀地域のニート引きこもりの子供たちに対して居場所作りや学習サポート、就労支援などのサポートを行っているアンガージュマン・よこすか。
最初、プロジェクト参加の誘いがきた時、「横須賀、遠いなあ……」というのが、最初の素直な感想です（笑）。また、僕にはあまり馴染みのない「引きこもり」というテーマでしたので、「できるだろうか」という不安も少しはありました。ただ、初回のミーティングからニックネームで呼び合える素敵な仲間と出会い、「よし、この仲間といいパンフレットを制作してやろう！」と、やる気になったことを思い出します。
横須賀という遠地であったため、なるべく取材回数は減らし、電話・メールでのやり取りとしました。チーム構成は4名。クリエイター2名（デザイナー＋僕）に、まとめ役であるマネージャー、各種資料制作やプレゼンを行うマーケッターという構成です。先にも触れましたが、それぞれが自分の得意分野で存分に力を発揮し、特に問題なくプロジェクトは進みました。結果、モノクロで地味であったパンフレットが、カラフルで人目をひくモノにリニューアル。アンガージュマン・よこすか関係者の方々も、大変満足していました。
制作の中で特に意識したところ、気を使った点でいうと、アンガージュマン・よこすかという施設を通して、関係者が何を伝えたい（したい）のかという部分に、最大の注意を払いました。もちろん、パンフレットをリニューアルすることの意図（集客）についても、何度もヒアリングを重ねましたね。
また、同じスキルを使ってビジネスとボランティアといっても意識の違いは全くなく、普段お仕事と同じように携わらせていただきました。
「これから先、より社会貢献色の強い仕事をしていく上での、きっかけ」だと、思っています。
振り返ってサービスグラントって自分にとって一言で表すと、「これから先、より社会貢献色の強い仕事をしていく上での、きっかけ」だと、思っています。
もちろん、他の方にも是非サービスグラントを勧めたいと思っていて、その理由は、
・人脈が広がる（NPO団体、スタッフ両方とも）。
・自身のスキルアップ、実績となる。
・その後の社会貢献活動のきっかけとなる。
・社会貢献活動をしたことにより、気持ちがいい。
ということ。
2度目のオファーがあればもちろん「YES」で参加したいです。
【参加プロジェクト】
NPO法人アンガージュマン・よこすか
(パンフレット制作／09.07-10.03)
印刷物サービスグラント
役割: コピーライター
フリーランス
コピーライター、ライター
メイン：経済・経営分野、その他建築・インテリア関連の取材・執筆業など。
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