神田 真貴子さん [ウェブデザイナー]
有償事業を行っているNPOだったので、参加を決めました。
純粋にボランティア活動をしたい!というより、社会貢献やソーシャルビジネス分野を考えるヒント、気づきがあればいいな。
現在は、制作会社やシステム会社などを経て、6年程前からフリーランスのWEBデザイナーとして、企業様のコーポレートサイトや、商品PRページ等を中心に、ディレクションからデザイン・サイト構築まで行っています。
1年程前から
『社会問題や環境問題、その他色々な問題を考える延長に仕事があるといいなぁ』
『社会貢献やソーシャルビジネスに関わる分野の仕事で生活したいなぁ』と、ぼんやり思う様になり、NPOの現状などを調べる様になりました。
そんな時、知人からサービスグラントの事を聞き、参加してみようと思いました。
純粋にボランティア活動をしたい!というより、社会貢献やソーシャルビジネスに関わる分野が仕事にならないか?と考える中で、何かしらヒントや気付きがあればいいなと思ったのが参加の動機です。
有償事業を行っているNPOのお誘いということで、参加を決めました。
私が関わる事になった「昭和の記憶」は、世代間交流の場である「孫ボラ =“孫のようにお話を聴くボランティア”」イベント以外にも、自分史の作成や、聴き書きの講座などの有償事業を行っています。
NPOの中には有償事業を行う事が困難な場合もあると思いますが、私は、ボランティアや助成金・寄付だけに頼らず、有償事業の収益によって自立した運営を行う事は、持続的な活動をする上で大切だと考えているので、有償事業を行っているNPOのお誘いと言う事で、参加を決めました。
プロジェクト進行中、中間報告の時点まで、有償事業の部分については、きちんと説明をしないと誤解を生みやすい部分なので、どの程度目立たせて良いのか、グループの中で迷いがありました。
中間報告ミーティングの際に、その事を事務局の方に質問した所、とても真剣な表情で「お金は欲しいです!有償事業は、経済基盤を確保し、持続的な活動をする上で必須。有償事業の位置づけについては誤解を生まないような説明をしていきたい。」とお答えいただきました。
ストレートなお答えに、私は嬉しくて、一人爆笑してしまったのですが、とてもスッキリした事が印象に残っています。
制作の中で、意識したところ、気を使った点でいうと、マーケッターを担当された方達が、しっかりとヒアリングと調査を行い、サイトの方向性を導き出してくれていたので、それに準じたデザインにする様に意識しました。
“興味を持ったタイミング=行動を起こすタイミング”だと思う。
デザイナーというポジションとして、他のデザイナーの方にもサービスグラントを勧める時、会社にお勤めの方(毎月サラリーのある方)なら、是非やりなよ!と。
私の様に、フリーランス(仕事量によって収入に波の出る方)の方の場合、作業=収入とはならないため、他の仕事とのバランスとか、本人の興味の度合いとか...次第だと思いますが、「せっかくだからやってみれば?」って言うかな(笑)。
理由は、“興味を持ったタイミング=行動を起こすタイミング”だと思うからです。
様々なNPO、社会起業家の方々をお会いする機会が増えたきっかけになりました。
サービスグラントの活動や自分の望む仕事の方向性を周囲に話す中で、新しい出会いがあり、今、日本生物多様性財団のロゴ・パンフ・HP等のデザインを担当しています。サービスグラントへの参加は、様々なNPO、社会起業家の方々をお会いする機会が増えたきっかけになりました。
『社会問題や環境問題、その他色々な問題を考える延長に仕事があるといいなぁ』
『社会貢献やソーシャルビジネスに関わる分野の仕事で生活したいなぁ』と言う
今は、私の野望の入り口に立った所でしょうか。(笑)
今後は、今回の様に、 「お金は欲しいです!有償事業は、経済基盤を確保し、持続的な活動をする上で必須。有償事業の位置づけについては誤解を生まないような説明をしていきたい。」と考えていらっしゃる団体のプロジェクトなら是非またお手伝いしたいと思います。また、今、手話と点字を勉強中なので、そういった分野だと、なお嬉しいです。
【参加プロジェクト】
NPO法人昭和の記憶
(WEBサイト・サービスグラント/09.07-10.03)
役割: WEBデザイナー
フリーランス WEBデザイナー
その他のプロボノワーカーの声