プロジェクト紹介
CCCNET
「多くの女性たちにChanceを。女性がチャレンジしやすい環境にChallengeを。女性が羽ばたける社会にChangeを。」というコンセプトを中心に、主に子育て支援と就労支援を柱に活動をしているNPOです。
子育て中のママとパパを応援したいという子育て経験者“キッズエイド”の養成を行い、託児・育児支援を求める子育て世帯とコーディネートしているほか、働きたいママの事情に見合ったお仕事の紹介を通じて女性支援を行っています。
NPOのニーズ
CCCNETでは、子育て世代の女性支援をメインの活動としており、健康な子どもを預けたいという「託児」、または、親の就労の関係で子どもの病気時や宿泊を伴うサポートが必要な「病時・お泊り保育」のニーズを持つ家庭と、子育て世代を支援しようという子育て経験者世代とのマッチングサービスを運営しています。主に町田市を中心とした地域に密着した活動基盤があったことから、情報発信は口コミや市からのお知らせがメインで、ウェブサイトも独自で運用はしていたものの、一目でどんな活動を行う団体なのか、また、サービスを希望する利用者にとって必要な情報が分かりにくいという声も寄せられていました。
また、ちょうど町田市以外のその他の地域にもサービスエリアの拡充や、もう一つの女性支援の柱として、子育てをしながら社会復帰を希望する女性に向けた就労支援のサービスにも注力をしていくという流れの中、CCCNETさんとしてもウェブサイトを口コミ同様、情報発信の効果的なツールとして活用させる必要がありました。
チームの取り組み
今回のウェブサイトの改善点は大きく3点です。
■ユーザー視点で「どんなことに取組んでいる団体か」が分かる
■利用者が求めるサービス内容に対応した情報導線を明確にする
■電話だけではなく、メールでも問合せ、利用登録が受け付けられるようにする
CCCNETが提供する子育て世代に向けた提供サービスの受け手の視点に立ち、CCCNETは「お仕事も子育ても輝きたい女性」を応援するNPO法人であることを表現するキャッチコピー、現在のサービス利用者と等身大の年齢層の親子の写真を用いて女性と子どもをメインとした活動を行っていることを印象付けました。
また、「託児・育児を応援します」「働くママを応援します」と求めるニーズに合わせた情報提供ができるような情報配置の変更、問合せボタンを設置するなど、これまでのウェブサイトではなかなか手が回らなかった受け手に伝わりやすい、分かりやすい情報整理を行いました。
成果
一つには、内部の作業効率化。
これまではウェブサイト上での情報提供が十分ではなかったため、お子様の一時預かりなどCCCNETさんのサービスを求めるユーザーからの問い合わせのほとんどは電話によるもので「申込をしたいがウェブサイトのどこを見たらいいのですか?」という内容でした。一件一件、同じ説明を繰り返す対応は内部スタッフの負荷となっていましたが、利用までのフローなど必要情報が閲覧でき、かつ、申込フォームがあることで、電話による一からの説明頻度は減った一方、これまで以上の登録数を継続して獲得しています。
二つ目には、信頼度のアップ。
10年以上に渡って女性支援の分野で着実な活動を続けてきたCCCNETさんですが、以前のホームページでは個別の活動情報が分散し、詰まるところ、何をしている団体であるかが一目では判断できないため、着実な活動の実状とホームページからの印象に大きなギャップがありました。
今回のリニューアルによって子育て世代の支援サービスを展開する団体であることが一目で伝わるようになり、以前と比較して団体としての信頼度がアップしました。就業支援など企業をクライアントとした活動も行う中でも最低限の「見た目」も大切なのできちんとしたウェブサイトを持っているという安心材料ができました。
NPOの声
NPO法人CCCNET
理事 ファミリサポートセンター長 山口尚美
一番困っていたのは「何をやっている団体なのかが分からない」とよくいわれること。ウェブサイトの本来の役割は「分からない人がみて分かること」だという原則は理解はしていても、全ての活動が分かってみてしまう内部からの視点だと、やはり何も知らない人の立場から見直すというのは非常に難しい。。。また、新しい事業が立ち上がっていくととりあえず、その場その場で発信できることをサイト上でもとりあえず伝えなければ、ということでレイアウトなど熟考できずに発信ありき!で進んできてしまっていました。そういう状況にあって、サービスグラントさんは第三者的な目で見てもらえるというか、私たちのことを何も知らない人から見て何をやっているかが一目で分かるものに翻訳してもらい、ウェブサイトの本来の役割に近づけることができたと思います。
サイトがリニューアルしてから、「どこを見たらいいの? どうやって利用できるの?」という初歩的な質問はホームページで解消されるので、以前の電話対応の件数が減り、負荷が減ったという点で助かっています。一方、申込フォームやお問合せフォームなどを追加してもらったことで、利用希望者にとっては気軽なコンタクトができるようになった他、問い合わせ履歴がウェブ上に残っていつでも見返せるので内部的な効率化につながっていると思います。
デザイン面でもビタミンカラーに刷新されたのはスタッフからみても新鮮で、子育て世代の方からみても好印象だと思います。
進捗状況
- プロジェクトマネージャー:
- 矢野さん
- マーケッター:
- 西村さん 小川さん 橋詰さん
- コピーライター:
- 西田さん
- ウェブデザイナー:
- 大原さん 林さん
- マークアップエンジニア:
- 今井さん
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- 東京都知的障害者卓球部会
- ウェブモダン
- つばめの会