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プロジェクト紹介
北海道下川町

北海道下川町は、北海道の北部に位置し、東京都23区とほぼ同じ面積(64,420ha)、その90%が森林に覆われていることから、森林林業を産業基盤として発展してきました。
町では、この豊かな森林資源を活用するため、植林50ha×伐採60年を繰り返す循環型森林経営の構築や北海道初となる国際規格による森林管理(FSC認証)を町有林に取得するなど先駆的な取組をしています。

また、森林整備で発生した木材や間伐材は、集成材、木炭、割り箸、アロマオイルの原材料、さらには、製材工場等で発生した木くずは、木質バイオマスボイラー用の燃料として公共施設に利活用することで、廃棄物ゼロを目指す、ゼロミッションの木材利用システムを構築しています。さらには、全国初のカーボンオフセットの取組み(二酸化炭素排出量の取引)や地元NPO法人による森林セラピー、未就学児から高校生における森林環境教育の実施など、地域資源を生かした取組を実施しています。
このような先駆的な取り組みが評価され、平成20年に国の「環境モデル都市」に認定されました。

下川町では、年間500人を超える国内外からの視察者の受け入れや、全国各地での講演活動を行うなど、町内外に積極的な情報発信を行っています。
しかし、対外的な情報発信基盤となる同町のウェブサイトでは、町内で行われるイベント・会議の告知・募集から環境モデル都市の取組みまで、町が行う多種多様な事業すべてを掲載しているため、町が取り組む先進的な施策を分かりやすく伝えられなかったり、更新作業が煩雑であることから情報発信のタイムラグが生じる、といった課題がありました。
この課題を解決するため、町の森林・林業を基盤とした環境の取り組みを効果的に発信する専用ウェブサイトの制作を行うこととなりました。

下川町のプロボノ活用のねらいは、町や地元企業、NPO法人等が行う事業を包括的に紹介するため、専門家の調査・分析・戦略に基づいた効果的なウェブサイトの構築を検討するとともに、類似する施策をカテゴリーごとに整理することで、相手方に分かりやすい情報発信を実現することです。
また、企業・都市部自治体や住民に対し、カーボンオフセットの取り組みや森林製品の販売など、下川町役場、地元企業等が行う森林・環境関連の施策・事業についての理解向上を図り、新たな地域連携に結び付けることが目標です。

 

進捗状況

プロジェクトマネジャー:
阿部さん
マーケッター:
河野さん 宮本さん
ウェブデザイナー:
神田さん
コピーライター:
浅岡さん

2012.03.01

約10ヶ月の制作期間を経て完成したのがこのホームページです。
プロボノワーカーと下川町が議論を重ねながら、チームとして一つになり制作された汗と涙の結晶です!
完成にあたっては、延べ20人以上の町民、関係者からの聞き取り、打合せ、電話、メールによる打ち合わせを重ねることで、素晴らしいホームページが出来上がりました。

下川町さんからは、「プロボノワーカーの皆様、下川町の共通の想いは、本ホームページを通じて、「環境未来都市下川町」における森林政策・環境政策に関する取り組みや情報を効果的に発信するだけでなく、各種事業に関わる町の人々の顔が見える温かみのあるホームページを制作することです。下川町では、本事業をきっかけに、全国初の取組である「ふるさとプロボノ」の取組みが全国に普及されることを期待しています。」と仰っていただきました。ありがとうございます。

2012.01.31

制作作業・最終化を実施しました。
基本デザインの決定後、下川町から提出された原稿、写真素材をプロボノワーカーが校正、編集し、ホームページの最終デザイン、構成、制作をしていきます。
制作にあたっては、サイトを訪れた方にとって分かりやすく、かつ魅力的な内容構成となっているかについて注意しました。

2011.11.08

基礎クリエイティブ提案(デザインの決定)を実施しました。
制作プラン提案で決定したホームページの構成を元に、緑をキーカラーとした具体的なイメージ案の提案が行われました。
本提案では、プロボノワーカーが度重なる議論をした結果、「下川町らしさ」を最も伝えられるデザインとして2案が提示されましたが、どちらも甲乙つけがたいデザインで選考に苦労しました。

2011.09.11

制作プラン提案(キャッチコピー・掲載事業の提案)を実施しました。
中間提案で決定した「誰に」「何を伝えるか」を基本に、さらに「どう伝えるか」を提案するのがこの制作プラン提案です。
下川町の象徴である「持続可能な森林経営」から導きだされたキャッチコピーを中心に、「森をそだてる」「森をいかす」「森からまなぶ」「森にかえす」という森の一生になぞらえた「人と森とのつながり」をどう見せていくのか?ホームページを訪れた人が、下川町の取り組みに対する興味を深め、さらに下川町とのつながりを深めてもらうためには、何をどのように伝えるべきか?という観点のもと、ホームページ全体の構成が提案されました。

2011.07.14

ふるさとプロボノ 北海道下川町チーム 第五章 
「中間提案 チームとしての方向性」

春のチームの立ち上げから約3カ月、6月には2回の1泊2日の現地合宿、加えて東京の関係各社へのヒアリングなど、精力的に下川町への理解を深め、思いを共有をし、今後の方向性について真剣に考えを重ねてきた下川町チーム。
この日は、下川町の環境モデル推進室の担当課長春日さん始め、高橋主査、吉野主査と共に、チームとして導き出したウェブサイトのターゲット、コンセプトについてのプレゼンテーションを行いました。

PM阿部さんから今回のミーティングのゴール共有など前段の確認を行い、6月の2回の現地合宿でのヒアリング、及び、東京に戻って来てからの関係者ヒアリングなど様々な角度からの情報収集を行った結果、浮かび上がってきた下川町を取り巻く登場人物像を抽出。
その後、下川町との関係性、そして下川町がこう動いてほしい、と希望する行動変化の難易度、その2つの軸でマッピング。今回のウェブサイトで情報を訴求すべきターゲットの絞り込みについてプレゼンしました。

そして、主たるターゲットがどういう人で、ウェブサイトをコミュニケーションツールとして何を伝えるべきなのか、キーとなるメッセージを個別に検討したまとめた内容についても言及していきます。

今回、河野さんとともにマーケティングを担当し、提案内容を導き出すのに苦労していた宮本さん。
「行政のウェブサイトの場合、たくさんステークホルダーがあるなか、”重要”の方向性がそれぞれに違って、町にとってのメリット、アピールポイントが違ってくるから難しいですね。でも、このウェブサイトは、下川の森林への取組や、特産物などを通じて何かしら町と接点を持っていたり、興味があって行動変容させやすい人の層をさらに町にぐっと近づける役割。基本ストーリーと共感しやすいものを創りだすことが重要で、町の取組も事業者も横で繋がり、そして、それぞれへのアクセスもよくなるサイトにしていくといいですね」

チーム側からのプレゼンの後には、下川町側からの質疑応答や、提案内容に関する意見交換を行いました。
ターゲットの一つとする移住者の中でもこういう人に来てもらいたいがこういう人は受け入れることは難しい、という町の実情を踏まえた意見や、町外のヒアリングから得られた意見はどんなものがあったのか?といった質問などが続いた他、ウェブサイトを通じた情報発信の基盤整備が整うことによって、今度は町の中の受入体制についても同時に整備を進めていく緊張感も増した、というやり取りなど充実した情報交換が続きました。

これからは、最終的な町側の提案に対するフィードバックをまとめて頂いて合意形成を図り進めていきます。早くも、コピーライター浅岡さんの頭の中には、下川町を表現するキーワードが頭を巡っていると言うことで、いよいよ実際のウェブサイト制作のイメージも膨らまし始めています。

2011.06.19

2日目の最後にはチームメンバーでミーティングを行いました。東京でもなかなか全員が揃わないチームメンバー。計4日間の合宿、東京でのヒアリングを経て、記憶が鮮明なうちに議論したことで密度の高いミーティングとなったと思います。

具体的には、ヒアリングや調査から出てきたあらゆる関係者洗い出し、ウェブサイトのターゲットを丁寧に抽出していきました。
企業やNPOと異なる行政の特徴として、そのステークホルダーの幅がとても広いことが挙げられます。その中から、ウェブサイトのターゲットを選定し、コンセプトを固めていく難しさは、普段のお仕事とはまた違った視点が必要となってくるようです。それでも、チームメンバーが意見を出し合いながら、少しずつ見えてきたコンセプト案に、ワクワクする気持ちも膨らんでいきました。

ミーティングでは、仕事の進め方の違いが明らかになる場面も。一つ一つ丁寧に検証していくタイプと定めたゴールに向かって取り組むタイプ。進め方は違うけれども、「達成したいゴールは同じだよね」と確認しつつ、MKのリーダーシップが発揮された進行となりました。専門も違えば、仕事の仕方も違う、そして扱うテーマの専門家な訳でもない。そんな人達が集まって行うプロボノの難しさと面白さ、その両面を垣間見ることができました。
マーケティングフェーズの集大成、中間提案では、それぞれのスキル・経験を活かしたナイスな連携プレーが期待できそうです。

この後は、東京でのチームミーティングを経て、7月中旬には、ウェブサイトのコンセプトを提案する、中間提案を行います。どんな風にまとめられていくのか、乞うご期待です。

2011.06.19

2日目のお昼には、下川麺サミットへ参加。麺サミットとは、下川を含んだ上川郡の町村がそれぞれの特産麺を披露するイベントで、毎年それぞれの町が持ち回りで開催されています。今年は下川町での開催となり、下川の手延べうどんを初め上川ラーメンや美瑛のカレーうどんなど、町自慢の麺が販売されていました。町内だけでなく、町外からもたくさんのお客さんが参加され、会場は家族連れで賑わっていました。

2日間のヒアリングや体験を通して、印象的だったのが、下川の取り組みを町内の人々があまり知らないということ。。。外部からきた人にとって魅力的でも、町内の人にとっては当たり前すぎて、何が魅力なのかわからない、という課題が浮かび上がりました。

「もりさんぽ」では、こんなエピソードも。
森林の深さとトドマツの香りに癒され満喫しているメンバーの横で、「トドマツの匂いなんていつも嗅いでるから珍しいものでもないし、あんまり好きっていうものじゃないのよね。。。」という町民の方。見渡せばいつでも目に入る当たり前の森が、東京からきたチームメンバーにとってはとても貴重なものに映っていることを知って、「私たち、贅沢なのね〜」という声もありました。

たしかに、自分の「ふるさと」や自分が住んでいる町の取り組みを知っていますか、と言われて答えられないかもしれません。田舎でも都会でも、自分が生まれた町や住んでいる町のことをよく知らない、広く考えると日本の良さを知らないという、今の日本全体に共通する課題なのかも知れません。改めて「ふるさと」ってなんだろうと考えさせられる、そんな2日間だったと感じています。

2011.06.18

第4章「下川のすばらしさを誰にどう伝えるか。第三者だからみえてくること」

環境モデル都市である下川町。その森林をめぐる取り組みやまちづくりの考え方を分かりやすく伝えるウェブサイトを製作する、ふるさとプロボノ下川町チームは、6月4日〜5日の第1回下川町合宿に続き、6月18〜19日に第2回目の合宿に行ってきました。
第1回から第2回までの2週間、チームメンバーは東京にいる下川町の重要ステークホルダーである、下川町の森林を活かしたサービスを利用している企業様へのヒアリングを行いました。

ヒアリング先の企業も、下川町の森林のすばらしさにどっぷりハマったチームメンバーのみなさまと同様、下川の素晴らしさに魅了されてサービスを利用している方々です。企業だからわかる下川町の特徴、下川町の人々や森林をめぐる取り組みのすばらしさを聞き取ることができたヒアリングとなりました。一方で、ビジネスとして企業と行政が継続的な関係を構築していく難しさを実感する場にもなったようです。

現地とは違った東京でのヒアリングを経て、少しずつ頭を整理しながら、客観的に下川町を見つめ直す気持ちで2回目の合宿に挑みました。

第2回の合宿では、前回ヒアリングできなかったこんな方々にヒアリングを行いました。
■Uターンで下川町に戻り活躍している町民の方
■NPO運営・議員として活躍されている方
■下川の森林の歴史を知る森林組合の組合長さん
■下川の産業・地域活性化を支援する開発振興公社の方

ヒアリングでは、時には厳しい意見もありましたが、
一度、外に出ていたからこそわかる下川の素晴らしさをもっと町内外の人に伝えたい、、、
下川の森林を活かすために一つひとつ挑戦していかなくてはいけない、やる気のある人達と一緒にやっていきたい、、、
というような、「下川が大好き」という想いが伝わってくるものでした。

そして、前回のお箸作り体験に続き、今回の合宿でも体験を通して下川への理解をさらに深めていきました。
一般向けに行われている林業体験のプログラムへ参加したり、町民の人と一緒に森の中を散歩することで、町内外の人々がどんな風に森を体感できるか、体感してもらうためにどのように工夫されたサービスを提供しているのか、を知ることができました。

森の中を散歩する「ゆったりもりさんぽ」は、町内の方のための健康促進プログラムとして保健師さんと一緒に行っているプログラムです。散歩の前後に血圧を測ることで、森の中での散歩が自分の身体にどんな影響を与えているのかを知ることができるというものでした。
プロボノチームメンバーも、それぞれ血圧を測ってみたところ、散歩前と散歩後で20前後低くなるという結果に。保健師さんからもアドバイスを受け、自分の健康状態を確かめる良い機会になったようです。

2011.06.04

ふるさとプロボノ 北海道下川町チーム 第三章 
「百聞は一見にしかず。。。下川町1泊2日の合宿へ・・・」

1週間の仕事が終わる金曜日、いつもであれば翌日のお休みに向けて少々OFF的モードになるものですが、この日に限っては「翌日の朝一の飛行機に乗り遅れない様に!」という緊張感を伴った眠りについた(と予想される)ふるさとプロボノのメンバーたち。全員が目指す先は、北海道下川町。この日からは1泊2日の合宿です。
最寄の旭川空港に到着後、すぐ目に飛び込んできたのは山の斜面に牛がゆったりと草をはむ穏やかな風景。30分もたつと東京のマンションが一体何千個建つのかという雄大な大地が広がり、もうそれだけで空気を胸いっぱいに吸い込んでみたくなってしまうのでした。

下川町から迎えに来ていただいた役場の吉野さんの運転で旭川空港から車で約1時間半走ると、東京都と同じ面積の9割が森林に囲まれた、自然の恵み溢れる下川町に到着します。

今回の合宿の目的は、
「環境モデル都市として認定されている下川町」の
「森林を巡る施策やまちづくりの考え方を分かりやすく正しく伝える」ための
「ウェブサイト制作」
というミッションの遂行にあたり、様々な関係者からの聞き取り調査の実施と町の取り組みについて実際に目でみて体感するという事にあります。

町役場に到着すると、さっそく環境モデル推進室の春日課長を皮切りにヒアリングがスタート。下川の歴史や森林を資源として実施している取組や今後のまちづくりの考えや思いの丈をお話頂きました。

2011.06.04

また、エミューを軸に地域活性を睨む今井さんのエミュー牧場に立ち寄ったり、下川の木材でお箸づくりを体験したりと、ヒアリングのみならず、体験型コースもありと、インプットの方法もバラエティー豊かな1泊2日の合宿となりました。

初日は生憎の曇、大体雨ながら、翌日には見事に晴れ渡った下川。チームは、今度は東京にて下川町の提供するサービスを利用されている企業様を中心にヒアリングを進め、また翌々週18日-19日の1泊2日の予定で下川に戻ります。

都内を飛び出て取り組む初めての地域交流型プロボノ、まず第一弾のメンバーの口ぐちからは「いや、本当に勉強になる。。。」「キックオフや懇親会で聞いてきた情報は、平面的だったけれど、今回実際の繋がりの理解が進んだので段々と立体的に見えてきた気がする」という声が。
普段の生活ではなかなか接点を持つことができない本当にいろいろな方の生き方、考え方に触れ、訪れたメンバーの中で、「幸せの定規」を改めて見直し時間にもなったような気がします。
下川町に学びつつ、集まった情報をいかに組立て分かりやすい編集を行うのか、いよいよこの先からプロボノの神髄へと進んでいきます。

2011.06.04

林業のサイクルは60年。資材として切り出すまでには何十年というスパンが必要であり、良い木を育てるためには間伐も不可欠です。そうした手入れの結果でた木材は、割箸や加工して製品となる他、細かいチップにして燃やすことで代替エネルギーを生みだし、公共施設の暖房などに利用する。。。そんな無駄のない循環型社会の実践が下川町では行われています。メンバーにとっては、本当に為になる環境の社会科見学。実際の循環の流れに沿って案内して頂いたことで、理解の進む有意義な時間となりました。

2011.06.04

滞在2日間であわせて12名を越える下川町に関わる皆様から、「下川町について」「下川を取り巻く環境について」「これからの下川について」の色々な思いや考えを伺うことができました。

皆様の顔ぶれとは、、、
■五味温泉の近くに建つ素敵なエコハウス 美桑 の建築設計者、また、そのエコハウスの普及を担う職員の方
※エコハウスとは、環境への負荷を低減した住宅のことで、下川町のエコハウス美桑は、原材料のほぼ100%が町にある資源を採用して建築されています。特に、木材は生産、伐採、加工に至るまで森林環境の保全に配慮されたと認められるもののみに付けられるFSC認証の木材が使用されています。町では、色々な環境配慮の機能をショーケースとして見られるモデルハウスとして、また、宿泊施設としても一般に貸し出しを行っています。
■製箸会社の社長さま
■下川森林組合の組合員
※下川は林業の世界では珍しく、通年を通して森林に関わる仕事を供給することで安定いた雇用を生み出している町です。加えて、人の魅力につられて町外から移住をし林業に携わる方が多いのも一つの特徴です。
■役場の森林つくりに関わる林務課ご担当者、町内の幼稚園・小・中・高校生への環境教育ご担当者
■下川の資源を利用して事業を実践している町民の方
■地域起こし隊として下川にいらした方
■町の古くからの建物の維持・保存活動を行っておられる町民の方

ヒアリングの間には、豊かな資源を無駄にしない森林経営とエネルギー活用など、ウェブサイトの大事なコンテンツにもなるその現場を実際にご案内いただきました。

2011.05.14

ふるさとプロボノ 北海道下川町チーム 第二章 
「下川のアントレプレナーに触れて・・・」

つい先日、チームメンバーの顔合わせを行ったふるさとプロボノ、下川町チーム。本日は、キックオフミーティングとして、下川町役場の皆様との懇親会。

お酒で気分を和らげながら、環境モデル都市をはじめ、下川町の環境施策をリードする現場の役場の担当者の皆様とチームメンバーとのアツイ語りも含めた時間を過ごしました。

町の主要産業である林業を支える森林組合は60名超の雇用を生み出しているのですが、その半分以上は町外からの移住の皆様。
豊かな自然の資源と共に、思わず引き込まれる溢れる人の魅力をメンバーも直に感じた様です。

2011.05.10

ふるさとプロボノ 北海道下川町チーム 第一章
「チームメンバーが出会った!」

都心に集中するプロボノワーカーの力を地域の力へ!
地方自治体の独自の取り組みを、第三者であるプロボノワーカーが日頃のビジネスで培ったスキルや経験を活かして後押しする地域交流型プロボノプロジェクト、その名も「ふるさとプロボノ」が今年から開始となりました。

東京23区とほぼ同じ面積のある町の、うち9割を森林が占める自然の恵み豊かな下川町は、過疎化・高齢化に直面しながらも、町の資産である森林資材の活用による循環型社会への取り組みをはじめ、森づくりを柱とする環境施策では先進的な取り組みを行い、全国で13しかない環境モデル都市にも認定されています。
パワフルな役場の職員の方が中心となって数々の環境に関わる施策に取組む結果、単年度でも500名以上の視察者が訪れるという下川町ですが、現状のホームページ上ではその成果が十分に伝えられているかといえば、まだ改善の余地が残されている!といえます。
町の特質を映し出す取り組みをどの様に分かりやすく、伝えるべき対象者に広報し、町が期待する変化を起こしてもらうようにするのか。。。

今回のふるさとプロボノでは、町のホームページの中でも、環境モデル都市を巡る施策を対象に、見る側にも伝わりやすい、理解しやすい情報発信に取組みます。それによって、町の内外からの視察をさらに増やし、取組への理解・協力を募り、その結果、継続的な森づくりや、それを支える担い手の雇用創出にも貢献する役割が期待されています。

このエキサイティングなプロジェクトには、年代もお仕事の業界、職種も異なる多様な5人のメンバーが参集し、初めて顔合わせを行いました。
☆プロジェクトマネジャー
 本業にてIT系プロジェクトのマネージメントのご経験豊富な阿部さん
☆マーケッター
 代理店にて企画提案の営業に勤しむプチ体育会系 河野さん、食品や消費財などあらゆる商品、サービスのマーケティングリサーチに日々取り組む宮本さん
☆コピーライター
 ご自身の地元富山の活性化にも取り組む浅岡さん、最近の愛読書は「ふるさと再生」
☆ウェブデザイナー
 広告制作をメインに、NPO/NGOの広報活動にも取り組む神田さん 

この日が初対面ではあるものの、緑豊かな下川町になんだかぴったりな自然なペースでのコミュニケーションが心地よいドリームチームです。

2011.05.10

まずは本業やそれぞれのふるさとについても触れながら、メンバーの自己紹介の後、プロジェクトの進め方の説明、そして、今回応援することとなった下川町の概要などについて事務局から提供できる情報をお伝えし、メンバー同士で現地でさらに確認したいこと、疑問に思っているところなど、ブレストを行いました。

いよいよ次は、ふるさとプロボノの一つの醍醐味、6月という北海道のベストシーズンに現地に入り、今回のホームページの制作にあたって情報収集が必要な下川町の方々へのヒアリング実施へと進んでいきます。

ふるさとプロボノが運ぶ、「まだない出会い」。 
これをご縁に新たな地域と都心住民とのつながりが生まれる合宿になれば素敵です♪

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

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