プロジェクト紹介
Atelier Michaux ムジナの庭
武蔵小金井にある『ムジナの庭』は、生活や就労に障がいのある方が、心身のバランスを取り戻し、仲間や応援団を増やして次のステップへ進みやすくするための「就労継続支援B型事業所」です。
生活や就労に困難を抱える人が、一日数時間や週に数回など、体調に合わせて自身のペースで働きながら、庭で採れる植物や廃棄される素材を使ったエシカルな物作り、お菓子や雑貨制作を行っています。また、就労を支援するだけでなく、重篤な心のトラウマを抱えていることが多い利用者のために、お灸・ヨガなどの「からだプログラム」や、自己理解に繋がる当事者研究といった「こころプログラム」も実施しています。
名前には、ムジナ(アナグマ)の掘った巣穴にタヌキやキツネがいつの間にか棲み着いているように、「それぞれが得意なことで活躍しながら、ともに暮らしていける場を作りたい」という想いが込められています。
また、地域とつながる憩いの場として、月に2回オープンアトリエとして一般開放したり、不定期に教室やイベントも開催しています。
どんな生きづらさや背景を抱えていたとしても、未来に安心して、いつだって新しいことに挑戦し続けられる社会であってほしい。そんな想いを持って、ムジナの庭は活動しています。
今後、地域の空き家や空き店舗を利用して、小さなカフェや蒸留所を運営するなど利用者の就労支援に活かしながら拠点を増やしていきたいと考えています。現在は、より選択肢が広げられるよう、一か所の事業所で多様な作業を提供しているため、少し複雑な支援体制になっていますが、それらを機能分化させ、街の中に展開していくイメージです。また、福祉や医療の専門家と、全く別の分野の専門家(パン作りやダンスなど)を掛け合わせてのトークや、映画の上映会、心身のケアに関するワークショップなどを実施しながら、生活や就労に障がいのある方だけでない一般にも開かれたイベントを行うことで工賃向上にも繋げていきたいです。そのような交流を通じて、障がい等に縁遠い方の偏見をなくしたり、必要な方にメンタルヘルスケアの情報を届けていきたいと思っています。
手厚い支援体制を維持しながら活動拠点を増やし、新たなイベントを開催していくにあたって、活動拠点となる場を提供してもらったり、イベント用の助成金等を得たりする必要がありますが、その支援を得るために、どういった施設でどんな活動をしていたかという簡単な資料はありますが、その背景にある想いや今までの活動実績などをまとめて説明する資料がない状態です。
そこでプロボノプロジェクトでは、団体の活動の背景にある想い、就労だけでなくケアも丁寧に行っている重要性、今までどのような活動をどれだけ行ってきたかなどを、第三者の目から客観的に資料としてまとめ、幅広い支援を得ていく際、また助成金を申請する際の根拠資料として活用できるようにします。
進捗状況
- メンバー:
- 土屋さん
- 土井さん
- 南谷さん
- 岩城さん
- 小笠原さん
- 鈴木さん
- 松隈さん
2023.11.27
成果報告会にて、本プロジェクトの取り組みを共有し、振り返りを実施しました。
チームから事後フォローとして、ムジナの庭のスタッフさんとのSWOT分析会を企画し、ファシリテータとして参加予定です。
2023.11.22
最終提案の資料の納品、及びフィードバック承認を得ました。
2023.11.22
ランチタイムを使用し、海外出張中の支援先さんと時差を考慮したオンラインにて成果提案ミーティングを実施しました。終始穏やかに進んだ今回の2か月のプロジェクトをお互いに労いながら、お礼を言い合える温かい時間となりました。
2023.11.16
提案に対する回答と承認を実施しました。
2023.10.25
中間提案ミーティングを実施しました。毎週の質疑応答の結果からムジナの庭の活動、その想い、取り巻く環境、企業への提案事項をまとめた資料を作成しました。また、各ページごとに使用する言葉や伝わりやすさ等を具体的に検討しました。
2023.10.19
収集した情報のまとめと分析を実施しました。
2023.09.11
ハイブリッド開催でキックオフミーティングを実施しました。穏やかな雰囲気の中、たっぷり2時間の質疑応答を経て、団体からの目的や多彩な情報を得ました。このあとチームで成果物のイメージについてディスカッションに移ります。
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- かものはしプロジェクト
- かぷかぷ山のようちえん
- セカンドハーベスト京都