プロジェクト紹介
金森三丁目町内会
小田急線・横浜線の町田駅からバスで10分程度、神奈川県の県境の境川と町田街道に挟まれた戸建ての多いエリアで117世帯が町内会に加入しています。地区は10班に分かれ、班の構成は10〜12世帯で、班長と役員が連携して運営をしています。会員の世代は、昭和40年代頃に造成された地域という特性から80代、その子ども世代の40代〜50代が多く、最近、新しい建売で転入してきた30~40代の若い世帯は、子育てや仕事に忙しく町内会への関心が低く未加入です。そんな中でも、いざという時に助け合いができる関係づくりを目指して、防災、防犯をメインに、防犯パトロール、バーベキューイベント、防犯講話、防災セミナーなどの取り組みを実施してきました。参加者が負担にならない範囲で無理なくイベント行い、挨拶ができる程よい距離感で共助の心を育む活動をしています。
町内会では、加入世帯により安心感をもってもらい、また町内会に参加していてよかったとメリットを感じていただくため、震災等の災害が発生した際の住民の初動、避難場所や在宅避難についての認識合わせ、また、サポートする側の安否確認、要支援者の把握などの手順などをまとめたアクションプランを専門家と相談しながら作成することを検討しています。
10月に、東京都の助成制度で、防災専門家による現地視察とアドバイスを受ける予定です。その結果を受けて、町内会のみなさんと共に、現体制と現状のリソースなどの情報収集をもとに「災害時の初動手引書」の作成を支援します。まちの特性に合わせ、小さな子供から高齢の方まで容易に理解できるよう必要な情報を簡潔で効果的にまとめたもので、成果物は、5ページぐらいの冊子と、冷蔵庫にマグネットで貼り付けられるようなハガキ大からA4位までの大きさのペライチのセットをイメージしています。納品後、加入世帯に全戸配布するための印刷も検討中です。併せて、2月中旬〜3月頃(調整可能)に、作成した成果物を防災専門家に解説してもらうイベントも企画中です。手引書により、いざという時に助け合える関係性の醸成や、町内会への参加のメリットを強く打ち出し、未加入世帯への関心を高めていくことを目指します。
進捗状況
2024.11.14
ヒアリングで収集した情報をマーケティング担当が整理した資料を団体と共有し、成果物に掲載する情報の優先順位の確認を行いました。さらに成果物の方向性を複数案提示し、団体のみなさんと、プロボノワーカーの間で方向性の認識合わせを行いました。使用シーンも、類似事例を見ながら具体的に認識合わせを行うことができました。打ち合わせの結果をもとに、今後、中間提案に向けて、プロボノチームで提案内容を精査していきます。
2024.10.27
プロボノワーカーが防災備品を活用した年に一度の町内会主催のバーベキューイベントに参加し、ご参加の会員のみなさんにアンケートをもとにヒアリングを行いました。会の途中で消防署の方たちが訪れ、防災講話を行い、地域の防災、災害時における注意点、留意点などのお話に参加者は関心を持って耳を傾けていらっしゃいました。専門家による防災講話は成果物に向けてよいヒントにもなりそうです。今回はじめて町内会の会長や役員のみなさんと対面でお顔を見ながらの交流を行うことができ、たくさんの方にお話を伺えるとても有意義なマーケティング活動となりました。イベント後、地域の避難所に指定されている学校の見学も行うことができました。
2024.10.21
団体とプロボノチームとの初顔合わせ、キックオフミーティングをオンラインで実施しました。自己紹介からはじまり、プロジェクトの目的とゴール、ステークホルダー、成果物イメージ、進め方などお互いに対話をしながら確認をしていきました。いよいよ活動がスタートします!
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- 銀座西四丁目町会銀友会
- クレストフォルム平井グランステージ自治会
- 岩戸町会