プロジェクト紹介
日本障がい者スイミング協会
日本障がい者スイミング協会は、「毎日の生活が軸」をテーマに、身体・知的・精神障がい、難病や様々な理由で地域の水泳活動が困難な方(以下「障がい者等」とする)それぞれの個性や特性に合わせた個別支援、介助および水泳指導のできる支援員(※)を養成しています。水泳を通して障がい者等個々人の心身の発達や能力の向上、質の高い主体的な生活を目指すとともに、障害の有無にかかわらず、個人の多様性を認め合い、地域交流、社会参加を促進し、インクルーシブ社会の形成に寄与することを目的としています。
※「先生」「コーチ」ではなく、水泳も福祉も両方できるため「支援員」と呼んでいます。
個別支援では、リラックスした雰囲気の中の個別支援形式で水中運動、療育支援を行います。参加者は、気持ちを開放し人との信頼関係をつくる、コミュニケーションを取る、表現をする、待つ、会話のキャッチボールなど様々な目標を持ち、参加しています。4種目(バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール)だけでなく、アーティスティックスイミング、重度の肢体不自由の方の水泳や、水中ウォーキング、アイチ(立った姿勢で太極拳のように身体を動かす運動)、介助付アクアビクスなど多岐にわたります。また、福祉的なケアや視点が必要になるため、「個別支援計画」を立てることを重要視しています。
競泳泳法主義に捉われず、水中療育やリラクゼーション等幅広く子供達のニーズに対応できる指導者を増やすために、支援員の養成や全国各地での啓発活動などに力を入れたいと思っています。しかし、人材不足により、通常の支援(水泳教室や大会の参加)に制限をかけないと、啓発活動が出来ない状況です。現在、代表一人が担っている事務局の業務を他のスタッフに引き継ぎ、代表が啓発活動に注力できる体制を整えていく必要があります。
そこで、今回のプロジェクトでは、個別支援を対象とした業務フローを整理します。業務の棚卸、可視化、整理を行うと共に、スタッフにもヒアリングを行い、代表とスタッフがどのように役割分担をすると進めやすいかについての提案も行います。
進捗状況
- リーダー:
- かめ
- メンバー:
- あゆみ ちゅーた スギさん むとぅ
2023.12.18
最終的な成果物を納品し、プロジェクトが完了しました。
2023.12.07
成果提案ミーティングを実施しました。成果物として作成した手順書等の資料についての説明だけでなく、業務を新しいスタッフに移行する場合の準備や懸念に対する予防策などもチームから提案がありました。後半では、団体・チーム全員で今後数か月のアクションを具体的に落とし込み、プロジェクト終了直後から団体が動き出せる準備を整えました。最後にメッセージを送り合い、あたたかで前向きな時間となりました。
2023.11.29
団体とミーティングを行い、成果物のプロトタイプを提案しました。プロトタイプについて意見交換を行い、成果物の最終化を進めます。
2023.11.17
団体とミーティングを行いました。中間提案で決定した成果物の方向性を元に、手順書を作成する対象となる具体的な業務を決定しました。
2023.11.13
中間提案ミーティングを実施しました。これまで実施してきたヒアリングの結果をお伝えし、今回の支援対象となる業務の課題とその改善施策を提案しました。そして、酒井さんとディスカッションを行い、成果物の方向性も決まりました。最後に、各メンバーからひとことずつ、プロジェクトのこれまでの感想や後半に向けての意気込みをお伝えすることができ、とても和やかに中間提案を終えることができました。ここから、いよいよ具体的な成果物の制作に入っていきます。
2023.11.02
キックオフ以降、代表の酒井さんに4回のヒアリングを実施させていただきました。業務の棚卸しを行い、全体像を把握することができました。これまでに得た情報から、酒井さんの業務負荷を下げるための改善策を検討します。
2023.10.30
個別支援の指導を担当する支援員の方2名に、ヒアリングを行いました。今回の支援内容に関連する業務やその課題についてお聞きするだけでなく、団体の活動についての熱い想いもお聞きすることができました。より一層、団体の活動に役立つ成果物を作ろうと、チームの士気も高まりました。
2023.10.27
活動現場見学を実施しました。各ツールの仕組み、操作手順、作業負担感を理解でき、また、実際の紙資料を目の当たりし、業務像をリアルにとらえることが出来ました。何より、実際に酒井さんにお会いしてお話しできたことが嬉しい時間でした。
2023.10.12
団体との初の顔合わせとなるキックオフミーティングを実施しました。チームが準備した資料を用いながら、団体の活動内容、課題、支援内容について認識合わせを行いました。色々な質問もさせていただき、活動への理解も少しずつ深まってきました。
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- 東京都ローラースポーツ連盟
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