プロジェクト紹介
フェアトレード・ラベル・ジャパン
地球環境と開発途上国の生産者・子どもたちの生活を守る「フェアトレード」の仕組みを運営するNGOです。Fairtrade International(国際フェアトレードラベル機構)のメンバーとして、日本におけるフェアトレードの認証・ライセンスや普及啓発活動を実施しています。
私たちがコーヒーやチョコレート、バナナやコットンなどを安く買うことができる代わりに、実はその原料が生産される開発途上国では、生産者に正当な対価が支払われない、子どもが学校に行けず働かされる、過度な農薬使用により環境が破壊されるなどの問題が起きている場合があります。こうした問題を解決するため、「公正・適正な価格の取引」を行う仕組みが「フェアトレード」です。
フェアトレード・ラベル・ジャパンは、生産者や企業が「経済」「社会」「環境」の3つの観点で細かく定められた国際基準を守って生産・取引していることを確認し、基準を満たす商品には「国際フェアトレード認証ラベル」をつけてもらうことで、消費者の皆さんがフェアトレード商品を安心して選ぶことができる認証の仕組みを運営しています。
認証・ライセンス事業 普及・啓発事業を主な事業としています。その他コロナ禍の生産者復興のためのクラウドファンディングの実施、メディア掲載、オルタナでの執筆などをしています。
1993年から国内で事業に取り組む中で、フェアトレードの認知は少しずつ向上しています。しかし、日本のフェアトレード商品の消費額は年間100円/人、世界全体からみる1%に過ぎず、十分浸透しているとは言えない状況があります。また、約3人に1人がフェアトレードを理解していますが、そのうちの7割以上の人たちが、商品を買ったことがないのが現状があります。今後は、さらにフェアトレードの有効性の可視化と啓発に取り組むことで、フェアトレードの普及拡大につなげたいと考えています。
今回のプロボノプロジェクトでは、企業・団体・学校などの法人・組織の購買、調達において、フェアトレード認証製品を選択してもらうことで国内の市場規模を増やし、生産国の貿易上の不平等の是正に貢献することを目的として、法人・組織に向けた広報ツール(印刷物)を作成します。
進捗状況
- プロジェクトマネージャー:
- 田中さん
- マーケッター:
- 天羽さん 今田さん 越智さん 藤井さん
- ビジネスアナリスト:
- 森岡さん 三好さん
- コピーライター :
- 田中さん
2022.11.10
最終報告会を実施し、プロボノチームから7名・団体から2名参加しました。
プロジェクトの振り返りから始まり、オープニングからここまでやってこられたことに対する喜びが感じられました。
当初のスコープよりも多くの事に取り組み、以下の成果物に関して報告をしました。
?企業向けの提案書
?新制度設計企画
?新制度WEBサイトコンセプト企画
団体からは
「改めて素晴らしい内容にまとめていただいてとてもありがたいです。
各ページメッセージがクリアで、FLTの内部のメンバーではない方でも説明ができるような資料になっていて、見せ方だけでなく、内容に定量的な部分と定性的な部分が両立していたので、どんな人にも刺さりやすいと思います。
いろんなことを考えてブラッシュアップしてもらったことが伝わってきます。私たちでは作れないものになっています。」
「広義のフェアトレードも正確に理解してもらうことは簡単でないのに、新制度の設計までお力を頂き、
プロボノのみなさんが素晴らしい団体の思いにフィットする成果物を作っていただき、本当に感謝しています。」
とコメントをいただきました。
感謝と涙の絶えない感動の最終報告となりました。
2022.11.10
チームミーティングや団体とのやりとりを通して資料をブラッシュアップしていきました
by
2022.10.17
提案に対するフィードバックと承認を実施しました。
2022.10.17
提案に対するフィードバックと承認を実施しました。
2022.10.08
クリエイティブ提案を実施しました。
2022.10.08
制作プラン提案を実施しました。
2022.10.08
東京・銀座で開催されたイベントにプロボノメンバーが参加しました。その後、フェアトレード・ラベル・ジャパンさんの事務所にて、成果物の中間報告を行いました。
by
2022.09.15
制作プラン策定・構成設計を実施しました。
2022.09.01
提案に対するフィードバックと承認を実施しました。
2022.08.09
ヒアリング・調査結果共有を実施しました。
2022.08.09
ヒアリング・調査分析を実施しました。
2022.07.24
ヒアリング・調査計画共有を実施しました。
2022.07.24
フェアトレード・ラベル・ジャパンさんとの数度のミーティングを終え、外部の関係者の方へのヒアリングを今週より
開始しました。
本日はメンバー全員緊張の中、初めての外部ステークスホルダーヒアリング。今回は、フェアトレードに日本で初期の頃より携わられた方からお話を伺う事ができ、「昨日今日から」フェアトレードの事を考えはじめた我々プロボノメンバーには
思いも及ぼないお話や、今回のプロジェクトについての含蓄の深いお話を伺う事ができました。また色々な視座からのご助言も頂け、あまりにも興味深いお話の連続で、思わずお願いをしておりましたお時間を大幅に超える時間を頂戴することなりました。
ご対応を頂きましたステークスホルダー様、アレンジにご尽力を頂きましたフェアトレード・ラベル・ジャパンさんには言葉では言い表せない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のヒアリングを通じ、フェアトレード活動を少しでもサポートすることの大きな意義と非常に重い「責務」を改めて再認識をすることが出来ました。明日チーム内ミーティングで総括をすると共に、今後のヒアリング進め方などの検討にも活かして参る予定です。
今後数週間は、プロボノ活動の「メインディッシュ」とも言われるヒアリングを進める予定で、メンバー一同で身が引き締まる思いと共に、「ワクワク」が止まらない!状態です。
by チームメンバー
2022.07.07
キックオフミーティングを実施しました。
フェアトレード・ラベル・ジャパンさんより現事務局長の潮崎さんと前事務局長の中島さん2名にご参加頂き団体設立経緯や、これまで、そして今後への
熱い思いを伺いました。チームから団体の活動への理解と成果物のイメージを確認し、我々も既にFLJ活動推進の
『仲間』との気持ちを持ってフリーディスカッションをさせていて頂く事が出来ました。
次のヒアリング・調査フェーズに移る前に、再度、今回の成果物についてのフェーズあわせなどを団体と実施し、
少しでもより団体の思いに寄り添った活動を進めていけるように議論を深める機会を頂けることになりました。
チームメンバーも、それぞれがこれまで興味を持っていた活動に触れることが出来たこと、さらに、これまでゼロからFLJという
素晴らしい活動を立ち上げ・推進されてきた中心メンバーから直接お話を伺え、また、FLJ外での活動なども含めて
お二人の途上国との関わりや現在の活動に繋がった背景などについてもお話しいただき、とても幸福な時間を過ごすことが出来ました。
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- AGRI BATON PROJECT
- ウェルネスサポートLab
- School Voice Project