プロジェクト紹介
コモンビート
表現活動を通じて「個性が響きあう社会」の実現を目指して2004年から活動しています。主軸となるのは、18歳以上の学生・社会人 100 人が 100 日間でミュージカルを創りあげる「A COMMON BEAT ミュージカルプロジェクト」です。様々な年齢、職業、異なるバックグラウンドの一般市民が、ミュージカル公演に向かう過程で、様々な価値観と出会い、自分の個性を伸ばし他者の個性を認め、それぞれの違いを活かし合う体験をします。他にも、表現を通じて国際交流を行う「アジアンビートプロジェクト」、子どもに異文化理解や表現の場を届ける「スクールプロジェクト」などを全国で行っています。
一方、手段であるはずのミュージカル活動自体に注目が集まってしまい、団体ビジョン「個性が響きあう社会の実現」の発信力が弱いと感じています。実際、ミュージカルに参加したキャストの約半数とは公演終了後も交流はあるものの、支援を継続してくれる人は一部の人に限られています。また、活動から15年が経ち、将来のプログラム見直し・活動領域拡大強化など、団体は変革期を迎えています。
そこで、プロボノプロジェクトでは、主軸プロジェクトである「ミュージカルプロジェクト」に焦点をあて、プロジェクト参加者自信の「人の変化・成長」およびこのプロジェクトが与える社会的な効果・成果を定量的に『見える化』することを目的とした事業評価を行い、報告書としてまとめることで、将来の新プロジェクトの検討やミュージカル等のプロジェクト参加者が団体ビジョンに共感し、会員・スタッフとして継続的に参画してもらうための効果的な仕組みづくりへとつなげていきます。
進捗状況
- プロジェクトマネジャー:
- 塚原さん
- マーケッター:
- 豊田さん 大江さん
- ビジネスアナリスト:
- 富永さん 山野さん
2019.12.07
約半年にわたるプロジェクトが、とうとう完了しました。プロジェクトマネージャー(PM)の印象を書かせて下さい。PMの役割は「全体の向かう方向性を示し、議論や仕事でメンバーの専門性を引き出す」と捉えていました。このチームはその認識を覆し、一人ひとりが目的と目標を見失わず、期待以上に自律的に動き、クライアントに対して能動的に働きかけました。PMは、必要な時だけ軌道修正し、メンバーの仕事に対して生身の人間として感じたことを言葉で届けるだけでした。最終提案の前、代表の安達さんは、コモンビートとプロボノがあだ名で呼び合うのを見て、「このプロジェクトは成功した」と確信したそうです。声の大小とか、仕事内容の得手不得手とか、そういうことに関係なく、全員が自分の音色を自分から出すチームは強く生産的で、クライアントの心を動かします。最初から最後まで、同じ方向に向かって前進し続けられました。最後の集合写真にある、少し疲れているけど満足した表情が、それを証明しています。
by PM塚原さん
2019.12.07
ランチ休憩を挟んで、事業評価を基にした改善の視点を出し合うワークショップが始まりました。進行役のマーケターは、休憩時にコモンビートの反応に合わせた微修正を行ったので、違和感なく意見交換が進みます。お互いに発見の多いワークが続き、あっという間の3時間でした。打ち上げの席で「自分たちの考えを整え直せた」「プロボノはもう身内みたい」と言われ、このプロジェクトの大成功がかないました。
by PM塚原さん
2019.12.07
和やかな自己紹介、挨拶の後に、早速ビジネスアナリストの事業評価報告が始まりました。何度も練り直した事業のロジックモデルを基に、定量・定性の両面から報告が続きます。ご質問に対してすべて答え、データの裏付けも示すことで高い納得を頂きました。コモンビートの方々の唸る声が、報告の成功を証明しています。
by PM塚原さん
2019.12.07
いよいよ最終提案を迎えました。5時間にわたる会議なので、開始1時間前に集合して、詳細を最終確認しました。繰り返し議論し、目線を合わせてきたので、円滑に確認が進み、細かな役割分担も(事務局 中島さんの分も含めて)すぐに決まりました。準備万端で、コモンビートの方々をお迎えしました。
by PM塚原さん
2019.11.19
最終提案に向けて、前回の打ち合わせで顕在化した分析項目をとみーが発表し、おおえちゃんが同時にホワイトボードにチームの議論・解釈を可視化ました。それをベースに、途中からベストタイミングで参加した豊田さんと、ワークショップの設計を詰めました。コモンビートの方々の感覚を想像し、議論が白熱します。それぞれの次の役割が明確になり、いよいよ最終提案まで準備するのみとなりました。言わなくても有機的に連携する、ジャズのアンサンブルのようなチームです。
by PM塚原さん
2019.11.10
最終提案に向けて、それぞれが自分の役割と出来ることを意識して準備し、チーム全員が打ち合わせました。何がコモンビートにとって本質的な価値なのかを念頭に、一人ひとりの視点から意見を出し合い、それらを組み合わせて結論を出しています。コモンビートの事業評価、その先にある発展を腹落ちして頂けるように、どのチームにも負けない提案が練られていると感じています。今から、最終提案が楽しみです。
by PM塚原さん
2019.09.16
Common Beatの事業モデル、その評価内容・結果について、先日、中間報告を行いました。そこでの議論を振り返り、今後のアンケート内容を細かく調整しました。この調査がCommon Beatの事業評価に直結するので、全員真剣です。休日でしたがマーケターもビジネスアナリストも揃い、着々と前進しています。最後に最終提案までの段階を整理し、全体像と現在地を共有して締めました。
by PM塚原さん
2019.09.10
Common Beatの事業モデル、その評価内容・結果について、現時点の中間報告を行いました。以前、事前モデルを確認頂いた段階から、どこが、何故、どのデータを根拠に変化したのかを説明しました。最も神経を使う所であり、今後の進行に影響する為、ビジネスアナリストの説明、議論に熱が帯びます。その後に、マーケターが今後の調査方針を提案し、問題なく理解頂けました。本件のフィードバックシートに「了承」と記載し、即お戻し頂いた所に、Common Beatとプロボノが共に歩んでいることが表れています。
by PM塚原さん
2019.09.07
これまで得られた定量・定性データを基に、Common Beatの事業評価メカニズムの検証と、今後の調査方針を議論しました。ビジネスアナリストの事前のデータ分析を全員が理解し、ヒアリングの言語情報との合わせ技でメカニズムを磨きました。あっという間の密度濃い3時間で、中間提案に向けた宿題が整理できました!
by PM塚原さん
2019.08.25
チーム全員で公演を鑑賞したあとに、中間提案に向けてCommon Beatの事業評価メカニズムのブラッシュアップと、今後の調査方針を整理しました。感動的なミュージカルを観て少し放心気味でしたが、議論にいい味が出ていました。次の提案会議も楽しみです。
by PM塚原さん
2019.08.04
これまで得られた定量・定性データを基に、Common Beatの事業評価メカニズムの検証と、今後の調査方針を議論しました。ビジネスアナリストの事前のデータ分析を全員が理解し、ヒアリングの言語情報との合わせ技でメカニズムを磨きました。あっという間の密度濃い3時間で、中間提案に向けた宿題が整理できました!
by PM塚原さん
2019.07.28
Common Beatの事業評価メカニズムの妥当性を検証し、調査内容を更に良くする為に、ミュージカルを演じるキャストにヒアリングを行いました。事前に稽古を見学したので、スムーズに話を聴けました。また、アンケートの依頼も多数のキャストにできたので、これからはデータ収集と分析が始まります。仕事の後は、窓口となっていただいている花宮さんと記念撮影です。
by PM塚原さん
2019.07.20
Common Beatとの議論を基にして、マーケター達が調査内容を立案し、ビジネスアナリスト達はメカニズムを更新しました。この日は、ヒアリングやアンケート実施に向けて、詳細をチームで打ち合わせ、抜けのない調査・分析の準備をしました。だんだんと解像度が上がってきました。
by PM塚原さん
2019.07.02
支援先とのミーティングを行いました。Common Beatの事業評価を進めるにあたり、チームが考えた事業メカニズムが合っているか、先方に直接会って確認しました。そこで認識を合わせて、どのようにメカニズムを検証するのか、調査方法も話し合いました。この目線合わせを基に、いよいよ活動が具体的になって行きます!
by PM塚原さん
2019.06.16
事業評価を進めるにあたり、「ステークホルダーに対して、どのようなメカニズムで価値を提供しているか」をチームで議論しました。ビジネスアナリストが事前にメカニズム案を準備し、前もって全員がそれを見て考えた上で議論したので、あっという間の2時間で、とても生産的でした。今後はチームの仮説を支援先にお見せして、しっかりと目線を合わせ、調査段階へと進みます。
by PM塚原さん
2019.06.06
支援先とのキックオフMtgを行いました。最初は皆様すこし緊張気味でしたが、事業評価についての課題や目指す方向性など、議論が深まるにつれ闊達なディスカッションとなりました。 支援先様ともすっかり打ち解けて、課題の整理をしつつ、調査方針提案に向けた全体設計とそれに基づいた仮説の設定を行います。
by AD文谷さん
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
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