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プロジェクト紹介
芸術家と子どもたち

プロジェクト
ウェブサイト
プログラム
サービスグラント(自主)
エリア
東京都
進捗率
完了
団体名
芸術家と子どもたち

「芸術家と子どもたち」は、東京都豊島区の廃校跡地に作られた『にしすがも創造舎』を拠点として、アーティストと子どもをつなぐ活動をしているNPOです。具体的な事業としては、アーティストが小学校に赴いてワークショップ型の授業をする「ASIAS」、子どもや親子を中心に、地域の方々と協力しながら進めるアートプロジェクトである「ACTION!」、アーティストが学校や劇場に行って、子どもたちが主役の舞台作品を創作する「パフォーマンス・キッズ・トーキョー(PKT)」などを展開しています。多様な価値観・考え方・身体感覚を持つ人々が、互いを尊重しながら共に暮らす社会を創出するため、子どもたちとアーティストとの出会いを通じて、創造的な学び・遊びの機会をつくり出す活動をしています。

NPOのニーズ
芸術家と子どもたちのウェブサイトが抱えていた課題は、数多く展開している事業の全体像や、今どの事業が動いているのかをうまく伝えられていないことでした。写真や画像がなく文字ばかりの構成になっていることや、数多くある活動事例を生かせていないことも課題でした。今回のリニューアルでは、「ビジュアル的に見やすく、子どもに関わる団体だということが伝わるウェブサイトにしたい」という要望に応えるべくスタートしました。また、活発に活動しているにもかかわらず情報発信が不足している事業があることから、事業ごとの情報量のバランス調整や、どの事業も常に活動していることが伝わるような情報発信の仕組みづくりも求められていました。

チームの取り組み
プロジェクトチームではまず、活動に関わるアーティストや参加者の方へのヒアリングと、教員や行政職員へのアンケートを通じて、芸術家と子どもたちが提供する「価値」と、団体の強みや弱みを明らかにしていきました。「芸術家と子どもたち」の活動は、関係者から非常に高く評価されていた一方で、サービス利用者である教員や親子、地域住民に対しては、ウェブサイト上で「活動の良さ・楽しさ」を「わかりやすく」表現することが求められていました。そこで、ウェブサイトのコンセプトを「本物のアーティストと子どもたちが出会うことによって、生まれる成長や変化、活動の良さや楽しさを分かりやすく伝えるウェブサイト」とし、写真を多用しながら活動内容を整理することを目指しました。

トップページやメインメニューでは、活動紹介を「ASIAS」「ACTION!」「PKT」という3つの主力事業と「その他のプログラム」に分け、各事業のページに「概要」の文章とビジュアルを用意して、端的に説明をしていきました。また、トップページに新着情報を表示する「お知らせ一覧」では、イベント開催告知などを事業ごとに更新し、活動の活発さをアピールするとともに、活動の成果や実績を残していく仕組みを用意しました。

成果
ウェブサイト上で事業の全体像を整理したことにより、さまざまな関係者が「芸術家と子どもたち」の活動を詳しく知り、活動に関与したり問い合わせをしたりするようになりました。例えば、公立小・中学校内の特別支援学級でのワークショップ・プログラムの募集をかけたところ、予想を倍以上上回る50校近くの応募がありました。また、新たに文部科学省による支援事業の採択が決まり、当初目標としていた行政からの支援についても順調に進んでいます。こうした応募・採択にあたっては、ウェブサイトから団体としての信頼性を判断されることもあるため、リニューアルが重要な役割を果たしたと言えるでしょう。

活動に関わるボランティアの応募数も増加しました。特に、ウェブサイトを読み込んでボランティアに申し込み、「この部分が自分の興味とつながる部分だから、ぜひこの部分でボランティアをしたい」という、参加動機が明確な方が増えているといいます。親子や地域の方からは「ウェブサイトが見やすくなったね」という声や、「親子向けのイベントだけではなくて、いろいろやっているんですね」と、他の事業にも目を向けてくれる方も増えているそうです。

NPOの声
NPO法人芸術家と子どもたち
コーディネーター 内川恵理様
ウェブサイトについては、まずは見やすいものにしたいと思っていましたが、誰に対して何をどう伝えるか、編集も制作スキルも私どもだけでは手につかない状態で、ぜひお力を借りたいと思ってスタートしました。当初は「ちょっとでも改良されれば…」くらいに考えていましたが、まさかここまで、チームの方々に団体理念を理解いただいて、客観的な視点でターゲットを整理して、「こう伝えていくべき」という意見が反映された完成形になるとは…。予想をはるかに越えて、解決していただきました。外部の方がお手伝いしてくれているというよりは、団体の想いに共感してくれる強い味方が増えていく感覚でした。
「楽しそう」というイメージが伝わる今のサイトができてから、実際の現場でボランティアさんに会うと、「ウェブサイトを見て興味を持っていたんです」「楽しかった。また参加したい」と言ってくださる方が増えました。メールマガジンへのレスポンスも多くなり、活動を楽しみにしてくれている人が、今までより増えているのではないかと感じています。

 

進捗状況

プロジェクトマネジャー:
星さん
マーケッター:
山川さん 藤田さん
ウェブデザイナー:
小澤さん
コピーライター:
岩井さん
アカウントディレクター:
田端さん

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

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