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プロジェクト紹介
チャイルド・ファンド・ジャパン

プロジェクト
マーケティング基礎調査
プログラム
サービスグラント(自主)
エリア
東京都
進捗率
完了
団体名
チャイルド・ファンド・ジャパン

戦後、日本に対する海外からの支援物資受け入れのための団体を起源とし、日本の復興後、1975年からは、アジアを中心とする海外の子どもたちの支援を行う団体として、新しいスタートを切りました。
海外支援は、フィリピンから始めスリランカ、ネパールへ拡大。さらに多くの子どもを支援したい、そのために支援者を増やしたいという希望を持っています。
今回は、活動の中心の1つであるスポンサーシップ・プログラム(里親プログラム)のマーケティング基礎調査により、支援者の増加・継続につながる環境を整えていきます。

NPOのニーズ
CFJの基幹事業は、1975年から続けている「スポンサーシップ・プログラム」です。寄付金(毎月4000円)は、子どもたちの制服や学用品の支給、学校納付金の補助などに使われ、支援者(里親)には「成長記録」や手紙が送られたりするなど、一対一のつながりを大切にされています。現在も約3600名の里親に支えられて、5000人もの子どもたちが元気に学校に通っています。しかし、次第に支援者の高齢化がすすみ、収入減などを理由に年々退会者が増えているのが現状です。団体では、30〜40代の新規入会者を増やすため、Web広告や、イベント開催、既存支援者からの紹介などで増員を図っていますが、目標には達しておらず、目下の課題は、「既存会員の退会抑制」と「新規会員の入会促進」となっています。そこで、プロボノワーカーには、支援者減少の要因と、新規獲得の現状を分析し、そのうえで支援者数を増加基調に転換していくために取り得る施策を導きだすことが求められました。

チームの取り組み
団体のニーズを受けて、チームでは、退会者や現支援者へのインタビュー調査と、同業他団体のベンチマーク調査で現状分析を行い、具体的な退会防止策と新規獲得策の提案を行うことにしました。

■支援者へのインタビュー調査 
退会者を含めた会員の方々に、きめ細かいヒアリング調査を実施。みえてきたのは、支援者にとって、自分の支援が役立っていると実感できることがなにより大切だということでした。そこで、長く支援を続けてもらうためには、入会時に、支援がどのように役立っているか具体的に理解できるような施策の導入が重要であることと、さらに、現在は、「成長記録」が唯一のモチベーション維持施策となっているため、スポンサーの属性に応じたモチベーション維持の施策の導入が必要であることを提案しました。

■同業他団体のベンチマーク調査
新規会員獲得に向けて、複数の同業他団体の概況や成功要因の分析を行いました。それにより、他団体では、個人の社会貢献意欲、法人のCSR活動への意欲の高まりを背景に、間口の広いイベントや共感を得やすい積極的な発信による個人支援者の獲得や、法人ニーズにマッチした連携提案により、個人および法人からの寄付収入を拡大していることが確認できました。それを受けて、「個人と法人のニーズを踏まえた施策の検討」を提案しました。

成果
■スポンサーのモチベーションを維持するための施策
チームの提案を受けて、CFJでは、8年ぶりに「訪問の旅」を開催。約30名のスポンサーを、CFJが支援する現地の協力センターに案内しました。5泊6日のツアーで費用は25万円程度(自己負担)、訪問先は3ヵ所(その内1ヵ所は任意のオプションツアー、高齢者が多かったため休養もできるようにし、ホテルは安全面を考慮して一定のグレードに設定)という内容で、実施してよかったという感想が寄せられました。

■エバンジェリストの育成
新規会員を増やすための施策として、団体ではエバンジェリストの育成を再認識。
新たなインフルエンサーマーケティングの一環として、郷ひろみ氏にスポンサーになってもらい、新規会員の開拓に向けて動き出しています。名前の使用はかなり制限されているとのことですが、現在も一定数の熱狂的なファンを有しているので、今後のマーケティング施策の検討や成果が期待できそうです。

NPOの声
特定非営利活動法人 チャイルド・ファンド・ジャパン
コミュニケーション・マーケティング部部長 小保方 珠実さん
団体の課題であった「既存支援者の支援中止防止」と「新規支援者の獲得」の2つについて、アドバイスをいただきました。既存支援者さんへのヒアリングについては、コミットメントの高い方々より回答をいただいたため、中止の要因については探るのが少し難しかったです。他団体の動向については、詳しく分析していただき、大変助かりました。分析いただいた報告書を参考に、現在、新しい施策に取り組んでいます。

 

 

進捗状況

アカウントディレクター:
荒井さん
プロジェクトマネージャー:
岩井さん
マーケッター:
臼田さん 海宝さん 梶川さん 矢部さん

2015.11.18

11月13日と18日の2度にわけて、最終ワークショップを実施、数多くの具体的なアイディアをご提案しました。ぜひこれを役立てていただき、それがチャイルドファンドジャパン様の今後の発展につながることをメンバー一同楽しみにしています。

2015.10.07

2時間半に渡り調査報告を実施しました。プロジェクト最後となるワークショップに向けて準備を始めます。

2015.09.30

提案に対するフィードバックと承認を実施しました。

2015.08.25

調査方針提案を実施、チームの調査結果と思いを無事団体様にお伝えし、これからの方向性を確認することができました!

2015.07.29

キックオフミーティングを実施しました。チャイルドファンドジャパン様からも5名のご出席をいただき、とても密度の濃い時間となりました。いよいよプロジェクト開始です!

2015.07.19

キックオフ事前ミーティングを、19日・20日の2日に分けて実施しました。

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

プロジェクト:マーケティング基礎調査
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調布市スポーツ協会
チョイふる
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