プロジェクト紹介
シネマアクセスパートナーズ
映画をはじめとした映像メディアに、視覚障害者が容易にアクセスできるように、音声ガイドの研究、制作事業や社会への普及事業を行うことを通じて、視覚障害者のQOL(生活の質の向上)に寄与することを目的に「バリアフリー上映」などの活動を進めています。
NPOのニーズ
音声ガイドそのものの普及と、音声ガイドを制作するプロフェッショナルとしてのシネマ・アクセス・パートナーズの認知拡大を目的に、WEBサイトの新設を希望されました。
チームの取り組み
視覚障碍者向けの「音声ガイド」そのものの認知が、まだあまり高くない状況を踏まえて、「音声ガイドを知らない人に知ってもらう」ことと「音声ガイドを使いたい人に使ってもらう」ことの両方を目指すサイトづくりを提案しました。
前者の目玉コンテンツが、「音声ガイドのある暮らし」。ここには、「いまのものがたり」と「10年後のものがたり」が実際の音声ガイドを視聴しながら、音声ガイドが当たり前になる世の中を描いています。
一方、音声ガイドを使ってもらうコンテンツとしては、映画制作会社をはじめとする映像コンテンツを制作する人たちに向けて、音声ガイドをどのように制作するかが具体的に書かれており、いわば、事業についての紹介カタログのような内容となっています。
成果
WEBサイトを新設し、そこから会員やフォーラムなどの申し込みがあり、理念に共感して参加してくれる方々のひとつの窓口となっています。また、WEBサイトからの音声ガイド制作の相談や料金の問い合わせもあるとか。
シネマ・アクセス・パートナーズにとっては、WEB制作過程でのチームメンバーによるマーケティングが、自らの活動についての新たな発見や気づきをもたらすよい機会になったようです。「誰もが映画をもっと身近に楽しめる社会」という目的を再確認し、WEBサイトのメインターゲットである映画製作関係者に質の高い音声ガイドの重要性を訴える、その基盤がしっかりと整ったようです。
NPOの声
NPO法人シネマ・アクセス・パートナーズ
理事長 平塚千穂子さん
サービスグラントのみなさんには、WEBサイトアップまでの長い間、ほんとうにお世話になりました。「ボランティアでやってくださっているんだから」と遠慮して、はじめは言いづらいこともありましたが、なにせこれからずっと使っていくWEBサイトですから、ついついたくさん注文つけちゃいましたね。その注文にも丁寧に対応してくださり、これからの活動の励みになる心強いWEBサイトに仕上げてくださいました。初対面同士が集まってひとつのものをつくる、お互い試行錯誤しながらの作業は先行きが不安になることもありましたが、それもサービスグラントの醍醐味ですかね。
個人的には、プロのコピーライターの方とご一緒させていただいたのがとても勉強になりました。プレゼン資料のタイトルもぐっとセンスアップしたはず・・・。
進捗状況
- プロジェクトマネジャー:
- 林さん
- マーケッター:
- 前田さん 大井さん
- グラフィックデザイナー:
- 西原さん
- コピーライター:
- 秋山さん
- プログラマー:
- 岡崎さん
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- 東京都知的障害者卓球部会
- ウェブモダン
- つばめの会