MENU
ログイン
プロボノワーカー
のみなさん
団体
のみなさん
閉じる

プロジェクト紹介
NPO法人BASE

NPO法人BASEは、「就労継続支援B型BASE CAMP」という事業所を運営しています。このBASE CAMPでは、精神障害・精神疾患を経験したメンバー(利用者)が集まり、仕事や作業を行うだけでなく、居場所としても活用されています。メンバーたちはお互いに生活について話し合い、そこから「創作」や「発信」の活動も展開しています。
活動の背景には、日本の精神科医療が薬物療法と入院が中心であるという偏りがあります。この状況を踏まえ、我々は対話を重視したアプローチで、社会課題に取り組んでいます。日本の精神科医療の文化を「対話的」なものに変革し、ひとびとの孤独感や苦しみがやわらぐような活動をしていくことが、我々の目指す方向です。
事業所での主な活動は以下の通りです。
・外部での作品発表(演劇やパフォーマンス)
・グループホーム等での出張当事者研究の場づくり
・経験などを「伝える」活動(大学での授業や看護学生向け体験機会)
・実践の報告(オンライン報告会やメディア媒体)
・制作活動(退院支援プログラムの動画作成や「JIGAJISAN」ブランドの制作販売)
・ワークショップ開催

利用者の方は、これまでの精神科医療を受けた経験の中で、自信をなくされている方が多いため、BASE CAMPを通じて「やってみたら意外とうまくできた」「作った作品が売れたら嬉しい」など、想定外の嬉しい驚きを日常で感じてもらい、その人らしさを発見してもらえるように活動をしていますが、新規利用者はここ数年減少傾向にあります。また、団体で定期的に開催しているイベントには、精神疾患を抱えた本人やその家族、支援職の方が多く参加されていた以前と比べ、最近は近隣住民や学生など、参加者層も多様化していますが、効果的な集客が難しいと感じています。
さまざまな事業を行い、多様で特徴的な活動をしている団体ではあるものの、その特徴や活動内容について、うまく言語化ができておらず、新規利用者やイベント参加者へ繋げるため、団体の認知拡大が喫緊の課題です。

今回のプロジェクトでは、団体内部、外部ステークホルダーのヒアリングや、類似団体のリサーチなどを通じて、環境調査や分析などを行い、新規利用者・イベント参加者増に向けて、どのようなターゲット層に、どのようなアプローチをしたら良いか、施策提案を行います

 

演劇作品「VOICE!!!!!Rver」一場面

 

進捗状況

メンバー:
今井さん、須藤さん、仲村さん、西山さん、深見さん、前川さん、安富さん、山下さん

2024.09.10

提案に対する回答と承認を実施しました。

2024.09.04

成果提案ミーティングを実施しました。これまでの活動を振り返りながら、最終成果物について説明をしました。
利用者拡大に向けて、どのようなターゲット層にどんなアプローチをすると効果的かを考えたマーケティングチームと、団体の活動の言語化をお手伝いする、言語化チームに分かれて活動頂きました。
マーケティングチームでは、6名へ実施したヒアリング結果をもとに、アクションプランを検討しました。
新規利用者増加に焦点を当てて、ターゲット層を病院関係者に絞り、その方々への情報伝達について、短期、中期、長期でのアクションプランを策定。短期にはアナログアプローチとしてチラシを、中期に向けては、HPやSNSなどのデジタルアプローチを提案し、現状の団体ウェブサイト、SNSへの改善提案を行いました。
現状のウェブサイトについては、Google Analyticsを利用して1カ月間のアクセスユーザー数を解析、報告。Analyticsの使い方についても、とりまとめて、成果物として納品します。
また、SNSの運用については、今後活用頂けるように、ハッシュタグ案を作成。検索してもらいやすいような言葉を属性別にまとめました。
言語化チームからは、チラシ案として3パターンを用意。ヒアリングやデザインシンキングのワークショップを通じて、団体が大切にしている理念や思いを汲み取り、利用目的や具体的な場面を想定した、具体的なチラシ案を3つ提案しました。
バラバラに活用頂くケースに加えて、目的に合わせて、それぞれを組み合わせるケースもご提案しました。
また、Google Analyticsを活用して、チラシ配布後の効果測定も活用案としてご紹介。
今後団体のみなさんが、チラシを作成する際や、ウェブサイト等の改善をするにあたっても役立てて頂けるように、”About us”として、活動や理念を言語化し、ご提供しました。

利用の用途に応じて、柔軟に活用頂けるように、というメンバーの想いが詰まったたくさんの成果物はもちろん、成果物作成に至るこれまでの課程で、チームのみなさんからもらったアドバイスやコメントも、団体さんにとっては大きな気づきになったようです。

by 大森

2024.08.27

団体さんへお伺いし、Google Adgrantsの設定をしました。

by 大森

2024.08.01

団体さんから、提案に対する回答と承認を受けました。

by 大森

2024.08.01

団体さんとチームで、中間提案ミーティングを実施しました。これまでの各種調査やヒアリングから見えてきた、団体の強みや課題をベースに、成果物の方向性についてディスカッションしました。
ターゲット層によって、アプローチ方法や内容を変える必要があることが分かり、チラシやホームページ、SNSをそれぞれどのように改善できるか、方向性を提示しました。今後もGoogle Analyticsを通じて、団体のホームページへのアクセス解析を同時に行いつつ、具体的な改善提案に繋げていきます。
また、団体さんが活動の言語化に苦労されていることから、活動理念や、存在価値について、チームからキーワードを提示しました。団体さんの想いを反映する言葉は、一つではないと分かり、届けたい相手は明確にしながらも、いくつかの大事なキーワードを散りばめる方向性になりそうです。

成果物の活用イメージをディスカッションする中で、団体の強みである「演劇などの表現活動」について、言葉自体が持つイメージと、その目的をもう少しすり合わせていく必要がありそうだと分かり、新しいキーワードも考えてみよう、と前向きな議論となりました。

by 大森

2024.07.31

収集した情報のまとめと分析を実施しました。

by 大森

2024.07.24

「Base Campの良さや特徴が広く周知され、継続的利用をしてもらえる事業所にするにはどうしたらよいか?」というテーマで、団体さんのメンバーと一緒に、デザインシンキングを用いたワークショップを行いました。
事業所がどんな場であるとよいか、利用者側の視点に立って考え、団体としての在り方や、提供価値を言語化するとともに、それを即興劇という形で表現しました。

by 大森

2024.07.17

Google Analyticsを活用し、団体ウェブサイトへの流入経路やリーチ数などについて、データ収集を始めました。

by 大森

2024.07.11

SAPジャパン社内で、2チーム合同の中間共有会を実施しました。各チームの活動状況を共有するとともに、後半の活動に向けた課題や工夫点の共有をしました。

by 大森

2024.07.10

Base Campの利用者様2名に、ヒアリングを実施しました。利用に至った経緯や、利用後の変化、利用していて楽しいと思える点などをお聞きするとともに、もっと充実させるためにはどうしたらよいか、ご意見を伺いました。

by 大森

2024.07.10

団体理事の方へヒアリングを実施しました。関わるようになったきっかけや、団体の強み、課題に感じていることなど、お話を聞くことができました。

by 大森

2024.07.09

イベントや見学会によく参加して下さる、一般の方にヒアリングを実施しました。
ご自身が感じているBase Campの魅力、強みにくわえて、団体の活動が今後更に広がるためにはどうしたらよいか、ご意見も伺いました。

by 大森

2024.06.25

団体の代表と施設長にヒアリングを行いました。
現状の具体的な課題感や、BASEとして大切にしていることなど、直接お話しをお聞きすることで、利用者の方々へ対する想いを知ることができました。
今後、別の対象者へ向けても、ヒアリングを実施する予定です。

by 大森

2024.06.19

Base Campで行われた共感サークルの活動に参加しました。
利用者が主体となって、自分の感情や思考をワークを通じて言語化しながら、共感しあう姿に、チームのみなさんもさまざまな気づきを得たようです。

by 大森

2024.06.18

近隣地域の類似団体について、調査を進めています。
まずは、それぞれの就労継続支援B型事業所がどのような活動をしているところか、どのような広報活動をしているか、インターネットで調査をしました。また、近隣以外でも、BASEさんのような演劇やアート活動のあるB型事業所を検索し、情報を纏めています。
今後、Google Analyticsも利用しながら、ウェブサイトによる広報活動の改善提案まで進めていく予定です。

by 大森

2024.06.07

Base Campの活動見学会に参加しました。
劇や即興ラップなどを通じて、実際の利用者さんが中心となり、活動内容を紹介している姿を見て、当事者ならではの不安や葛藤を理解するきっかけとなりました。
また、実際に活動現場を見ることで、この事業所ならではの特徴や強みを、改めて認識することができました。

by 大森

2024.06.03

支援先団体とチームとの初顔合わせ、キックオフミーティングを開催しました。
団体の拠点でもある、就労継続支援B型事業所Base Campとオンラインとのハイブリッド開催で、プロジェクトの目的やその背景、今後の進め方について、確認と協議を進めました。
チームでは、今週開催されるイベントへの参加や、ヒアリングについても計画されているようです。
いよいよプロジェクト本格始動です!

by 大森

2024.05.15

チームの初顔合わせ、オリエンテーションを実施しました。今回は8名の方がチームとなって、支援先の課題解決に取り組みます。
みなさんの熱い想いをお話し頂いた後、窓口担当者を決め、キックオフミーティングまでにやるべきことを話し合いました。
いよいよプロジェクトスタートです!

by 大森

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

プロジェクト:マーケティング基礎調査
調布市スポーツ協会
チョイふる
日本オーガニックコットン協会
SHARE ON