プロジェクト紹介
あっとすくーる
Mission
あっとすくーるのMissionは「経済的困難な1人親家庭の子ども達が、前向きに進路を選択できる社会を創る」です。
1人親家庭の経済的な困難さは明らかです。そして、経済的に困難であるということは現代において、様々な機会を得るにあたって大きな制約となります。子ども達自身が自ら自分の人生を切り拓いていくために必要な機会は、まだあまり提供されていません。だからこそ当事者である私たちが立ち上がり、子ども達が家庭環境に左右されず、自分の力で前向きに人生を形作れる社会にしていくための機会を提供していこうという想いを込めて、このMissionを定めました。
活動内容
2010 年より主に経済的困難な 1 人親家庭の中高生を対象にした「渡塾」「学習教室」「家庭教師派遣」で学習支援を行っています。あっとすくーるに通う子どもたちの多くは“1人親家庭”“不登校生徒”“勉強が苦手”などの特徴をもっています。学習支援を通じて見えてきた子ども達の背景にある課題に対して、家庭・学校等と連携しながら解決に取り組んでいます。
NPOのニーズ
子どもたちの学びをサポ―トする大学生の募集や、活動を支えてくれる寄付者の獲得に向けて、団体としてどこに力を入れていけばよいのかを一緒に考えてほしい。特に、関係者へのヒアリング結果や統計資料を基に一緒に課題分析をする時間を設けてほしいというニーズをいただきました。
チームの取り組み
NPOのニーズを踏まえて、最初にあっとすくーるが置かれている現状把握を行うため、子どもへの教育に関する外部市場・環境の把握と、あっとすくーる内部の資源検証を行いました。スタッフや利用者ヒアリングを実施し、その回答や統計資料を基に分析を進める過程で見えて来たビジネスモデルや法人運営上の課題も含めた提案を中間報告で行いました。
最終報告会では、あっとすくーるさんのニーズでもあった「団体とプロボノチームが一緒に課題分析を行う」ことを目的に、法人の内部資源の一つである職員から事業計画プレゼンテーションを行ってもらい、今後の検討課題についてワークショップ方式でディスカッションを実施しました。その場で出た様々な意見は、次年度以降の大学生募集や寄付者獲得に向けた具体的な行動計画の策定に反映、実行することで合意しプロジェクトは完了となりました。
成果
プロボノチームからの提案を受けて団体、プロボノチームが一緒に考えた結果、法人の在り方を見直し以下のような成果に繋がっています。
【クラウドファンディングによる資金調達の成功】
新規のあっとすくーる高槻校の開講に伴うクラウドファンディングに挑戦し、80万円ほどを確保できました。
【その他の資金調達】
・寄附はNHKの特集番組を見た大口の寄附者が現れ、昨年の倍の800万円に増加しました。
・事業収入は、高槻教室の新設に加え、箕面教室の増加もあり、さらに不登校事業の委託継続も決まったことから、相当のかさ上げになりました。
箕面教室はこれまでの実績がじわじわと効果を出しており、生徒数も順調ですが、新設の高槻教室はまだ周知不足もあり、若干生徒集めに苦労をしています。
・当初は1人親家庭の子供の学習支援でスタートしましたが、不登校生や家庭の事情を抱えた子供も増加したことから、再度、法人としてのあり方を見直した結果、誰に何をどのように提供するかのコア事業について軸足が定まり、法人が目指す方向性の共通認識を持つことができました。
さらに運営体制を盤石なものとするため、法人運営を総括する事務局長及び事業の運営責任者の雇用し理事長が経営に専念する役割分担を図る他、講師となる学生の安定的な供給確保に向けて取組んでいます。
NPOの声
NPO法人あっとすくーる
理事長 渡 剛 様
プログラムの途中で「こういう風にしたい」と当初の計画とは少し違うことをお伝えしたのですが、それをきちんと受け止めてくださって臨機応変にプロジェクトを進めていただけたのが本当に助かりました。
プロジェクト終了後もプロボノとして応援してくださる方との出会いもあり、本当にいい機会をいただきました。ありがとうございました。
進捗状況
- マネジャー:
- きんさん
- マーケッター:
- みやけさん こにしさん さくまさん しのはらさん
2014.12.03
最終ワークショップに向けた打合せを実施しました。
2014.12.03
調査報告のフィードバックを受けて、あっとすくーるさんとプロボノメンバーと一緒にミーティング実施です。
2014.11.09
調査報告に対するフィードバックと承認を実施しました。
2014.10.19
調査報告事前ミーティング 【MTG】を実施。それぞれがまとめてきた内容をお互いにフィードバックしあいながら報告書の最終のとりまとめを実施しました。可視化しやすいようにチャートを用いたり、ターゲット分類の項目設定など、議論は多いに盛り上がりなんと怒濤の4時間!途切れない集中力は圧巻。そして、ビジネスの世界とはまた異なるNPOならでは、の想いを知っているからこそ、単純には整理できない情報に頭を悩ませる場面も。脳内活発化しております。
2014.10.18
内部環境担当、外部環境担当に分かれ、命題となっている寄付者ターゲットや傾向・動向など、ヒアリング以外の調査・リサーチ作業を実施しました。
2014.10.06
10月末の提案実施に向けていよいよ、ヒアリングや調査結果のとりまとめが大詰めを迎えてきております。早くも打ち上げの会場をイメージしながらテンションをあげつつ!プロジェクトも終盤です。
2014.10.02
代表の渡さんへこれまでのとりまとめた内容を共有しました。
2014.09.25
本日もミーティングです!
2014.09.19
外部ヒアリングを実施しました。
2014.09.14
今週は2度目のミーティング実施★
2014.09.04
活動現場体験・見学を実施しました。
2014.09.04
9月1日のヒアリング1件あわせて延べ9日間、17名にのぼる関係者からの情報収集は一旦収束。事務局職員、学生スタッフ、保護者などから様々なリアルなご意見が集まっています。
2014.09.01
あっとすくーるさんを取り巻く、寄付者、行政、学校、連携団体など外部関係者へのヒアリングも無事に完了しました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございます。
2014.08.29
チームメンバー総出で、一日なんと!3件のヒアリングを敢行!
2014.08.28
20日、22日、25日、26日、28日、30日、31日と怒濤のスケジューリング、メンバー内での分担を図りながら内部ヒアリングはどんどん進んでいます。
2014.08.22
あっとすくーるさんと同じターゲットに事業を展開する他団体についての話題が出ています。ベンチマークをどこに設定をするのか現在リサーチ中です。
2014.08.19
キックオフミーティング後、初ヒアリング(学生ボランティアスタッフ)を実施しました。いよいよマーケティング活動開始です。
2014.08.12
ヒアリングに向けたチームミーティングを実施しました。
掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。
- Teach For Japan
- 調布市スポーツ協会
- チョイふる