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プロジェクト紹介
日本アレルギー友の会

プロジェクト
ウェブサイト
プログラム
サービスグラント(自主)
エリア
東京都
進捗率
完了
団体名
日本アレルギー友の会

日本アレルギー友の会は、アレルギー(アトピー性皮膚炎や気管支喘息など)の患者団体です。病気をセルフコントロールするための治療情報の提供や、仲間同士の療養相談「ピアカウンセリング」を通じて、アレルギー患者が前向きに、自分らしく生きられるような支援を行っています。

NPOのニーズ
日本アレルギー友の会の当初の期待は、会の認知度向上と、患者の方への情報提供でした。特に、アレルギーの治療法に関しては、ステロイド使用の是非についても、ネット上でさまざまな情報が錯綜しており、「何を信じていいかわからない」という相談が相次ぐような状況でした。そこで日本アレルギー友の会では、専門医のバックアップのもと、学会で認められた治療法を紹介していることを伝え、信頼性のある情報であることが伝わるような見せ方をすることを必要としていました。
また、ウェブサイトの更新を担当しているボランティアスタッフが多忙で、講演会直前でもすぐに情報が更新できないことも課題になっていました。

チームの取り組み
日本アレルギー友の会チームでは、友の会会員や協賛企業の方へのヒアリングや、セミナー参加者へのアンケートなどを通じて、「社会的信頼の強調」「前向きな情報発信」「『標準治療』の認知拡大と理解促進」という3つのコンセプトを提案しました。さらに、中間提案の段階から、数多くのキャッチコピー案を提示し、議論の末、メインコピー「アレルギーを越えて。あなたらしい生き方を。」が生まれました。
ウェブサイトのコンテンツとしては、友の会スタッフによるビデオメッセージ(動画)を作成してトップページに掲載し、サイトの魅力向上を図りました。また、これまで蓄積されてきた会報や書籍の文章をもとに、FAQ(よくある質問)を充実させました。ウェブサイト自体は、コンテンツ管理システム (MovableType) を利用して全体を構築し、コンテンツの追加・更新をしやすくしています。

成果
2010年10月の公開直後に、新聞で紹介されたこともあり、検索経由のサイトへの訪問が大幅に増加しました。国内外からアクセスがあり、情報を吟味した上で、「信頼できる会だから」と、九州や北海道から相談に来るケースも出てきているといいます。患者の方からは「何を伝えたいか、すごく分かりやすくなった」という声が届いているそうです。
行政・企業に関する信頼性も向上しています。支援を受けている製薬メーカーからは、著名な専門医による充実した顧問がついており、国内の大手メーカーが支援をしていることも分かりやすく、信頼性が訴えられるという評価を得ています。
納品後の更新はそこまで頻繁ではありませんが、メディア掲載やイベントの紹介などが迅速にアップデートされています。特定のスキルを持ったボランティアに無理にお願いするのではなく、「更新しようと思えば自分でもすぐできる」ことが、活動の上で大きな安心感につながっているそうです。

NPOの声
NPO法人日本アレルギー友の会
事務局長 丸山恵理さん
ウェブサイトを作る過程で、活動を続けてきた41年間の、歴史の重みを感じました。私たちはこんなにも、提供できるものを持っていたということに、初めて気がつきました。ただ、提供できる治療情報や蓄積した信頼性をどう表現すればいいのかわからなかったので、今回こうしてウェブサイトという形で、インターネット上で検索して当会の存在や治療情報を知ることで、多くの患者さんのためになることができれば嬉しいです。。「この会が言っていることなら信じてもいいのかな」と思ってもらえるサイトが実現したように思います。

また、支援者のありがたさについても、あらためて認識しました。例えば「診察の受け方」という動画は、常任顧問の先生の診察室に乗り込んでいって撮影させていただくなど、普通できないような協力をしていただきました。薬や認定医の一覧を作るにも、外部の協力が不可欠なのですが、そういう方々からも快い協力が得られました。当会の活動は多くの支援者によって成り立っていることを改めて認識しました。

 

進捗状況

プロジェクトマネジャー:
吉崎さん
マーケッター:
浅川さん 藤田さん 川口さん
コピーライター:
日高さん
マークアップエンジニア:
和田さん

掲載情報はプロジェクト実施時点のものです。最新情報は団体のウェブサイト等でご確認ください。

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