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田口 浩人さん(マーケッター)

楽しみながらの「他流試合」で自分を見つめるよい機会に

 

田口浩人さん(金融機関勤務)
プロボノでの役割:マーケッター
参加プロジェクト:びじっと・離婚と子ども問題支援センター(2022年)

 

プロボノに参加した一番の理由は何ですか?

 

セカンドキャリアとして社会貢献ができないかと考えている中、サービスグラントの嵯峨代表の講演をお聞きしてプロボノに興味を持ちました。一番興味をひかれたのは、NPO法人等が抱える様々な課題を把握し、チームで協働して解決策を提案するという点で、チャレンジしてみようと決心しました。

 

 

参加時に不安はありましたか?


不安だらけでした。特別なスキルを持たない自分が役に立てるのか、仕事との両立はできるのか、先方の団体の期待に添えなかったらどうしようかなど、はじめはネガティブなことをたくさん考えていました。

 

 

参加してよかった点は何ですか?

 

大きく3つあります。第一に、団体さんの活動に直に触れ、真摯な思いを知れたことです。はじめに団体さんとのミーティングで活動にかける思いをお聞きし、実際の活動を体験させていただく機会も得るなかで、想像以上に真面目に、真摯に取り組んでいらっしゃることに心を打たれました。また、活動のなかで面会交流の場に立ち会い、お子さんがお父さんに会われたときの笑顔を目の当たりにし、親子のつながりやそこにある社会課題に気付くこともできました。

 

第二に、プロボノ活動を通じて自分を振り返ることができ、自分に足りない知識やスキル等の気づきを得られたことです。今回はウェブサイトのリニューアルというお題でしたが、既存のホームページの問題点は指摘できても、じゃあどのようにすればよいかという具体的なところで、自分の発想力やデザインセンスはまだまだだなと痛感しました。

 

第三に、チームのメンバーに恵まれたことです。チーム全員がプロボノ初体験でしたが、プロジェクトマネジャーのリードもよく、各自が役割を果たしてプロジェクトを完了することができました。またコロナ禍のため最初から最後までオンラインでの活動でしたが、ミーティングの回を重ねるごとに関係性を築け、先日、プロジェクトの打ち上げで初めてメンバーがリアルに顔を合わせましたが、「初対面」とは思えないほど楽しく活動を振り返ることができ、本当にこのメンバーでよかったと実感しました。

プロジェクト終盤、団体のみなさんへの最終提案時の様子

 

大変だったことや特に工夫したポイントは何ですか?

 

大変だったことは、時間のやり繰りでした。私たちのチームは毎週1回(水曜日)オンラインでミーティングし、次回までの担当作業を割り振って進めていましたが、平日の昼夜は仕事があってなかなか作業時間がとれないため、週末又は平日の早朝に時間をつくって作業しました。
また、プロジェクトマネジャーが工夫してくれたことですが、基本的に、一つの作業に二人以上の担当をつけて割り振っていました。そうすることにより、複数のアイデアを持ち寄って比較衡量もできますし、突発的な事情で作業できない人がいる場合のリスクヘッジにもなっていたと思います。

 

プロボノの経験は仕事に活きていますか?

 

プロボノの活動は団体さんの期待に応えなくてはという責任感を伴うもので、刺激的でした。本来の仕事もおろそかにはできませんが、長年従事しているうちに慣れや惰性が入り込みがちになるもの。プロボノプロジェクトの間はいい意味での緊張感があり、本業に向き合う姿勢にも刺激を受けました。

 

「プロボノ」を一言で言うと?

「他流試合」でしょうか。普段の仕事で使っているスキルや経験が外に出てどれだけ役に立つのか、今の自分に何がどこまでできるかが見える、よい経験になると思います。

 

※この記事は、2023年2月8日開催のプロボノ参加者向け説明会、経験者トークの内容を基に編集しました。


 

▼プロボノでのプロジェクト参加へご関心をお持ちになった方は、こちらのページも併せてご覧ください。

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