認知度向上!「環境にも配慮されている」と好評の印刷物
支援先団体:NPO法人 FEE JAPAN
プロジェクトの種類:印刷物(団体紹介パンフレット等)
実施期間・エリア:2013年12月~2014年6月(東京)
環境教育で持続可能な発展を
4つのプログラムを実施中のNPO法人
FEEとは環境教育を通じて持続可能な発展を目指す非営利団体で、FEE Japanは、日本国内においてFEEの環境教育プログラムを運営・実施しています。現在は、エコスクール(環境学習プログラム)、LEAF(森林環境教育プログラム)、ブルーフラッグ(ビーチ・マリーナの環境認証)、グリーンキー(宿泊施設の環境認証)の4つのプログラムを実施しています。
プログラムや団体のミッション周知のための
パンフレット作りを
プロボノ申請当時、FEE Japanがもつ5つのプログラムの中で、海外ではすでに長く実績のある、ビーチ・マリーナの環境認証プログラム「ブルーフラッグ」の日本での立ち上げに向けて、準備を進めていました。ブルーフラッグは、アジア初の認証取得をいくつかの地域が目指していましたが、プログラム内容を届けたい人に伝える印刷物がありませんでした。
加えて、FEE Japanとしても持続可能な社会を目指し尽力している人たち・環境に興味を持つ人たちに対し、
- FEEの持つプログラムについて正しく理解してもらう
- 団体のミッションを伝える
ということが十分にできていない、という課題がありました。
そこで、日本におけるブルーフラッグのパンフレット第一号の作成を最終成果とするプロジェクトがスタートしました。
内外部からのヒアリングで
プログラム参加のメリットを聞き出す
FEE Japan内部のスタッフはもちろんのこと、ブルーフラッグの認証取得に関わっている地域の方をはじめとするステークホルダーへのヒアリングを実施しました。
ヒアリングから、ブルーフラッグというプログラムが認知されていない、取得するメリットや取得するためのプロセスがわかりづらい、といった課題が見えてきました。
パンフレットの完成までこの課題をチーム全体で共有し、各メンバーがそれぞれの役割を果たすことで、プロジェクトは順調に進んでいきました。
課題からパンフレットの構想をまとめ、海のイメージやロゴマークを使いブルーフラッグの印象が残るデザイン、興味を持った人が次のアクションにつなげられるように認証申請プロセスなどの情報を載せたパンフレットができあがりました。
認知から具体的なアクションへの動線が完成
メディア注目度も向上
納品後、これまでに2万2千部ほどのパンフレットが配布されました。
これまでブルーフラッグについて紹介する印刷物がなかったため、ブルーフラッグをまず知ってもらう資料として活用されています。まずはパンフレットを見てもらい、さらに興味をもった方やブルーフラッグ認証に向けた活動をしたいと感じた方には、より詳しい認証や審査に関する資料を送付する、という流れができています。
プロジェクト終了後のインタビューに伺う1週間ほど前に、福井県高浜町若狭和田海水浴場と神奈川県鎌倉市由比ヶ浜海水浴場がアジア初のブルーフラッグビーチとして認証される、という嬉しいニュースがありました。
認証取得はいくつかのメディアにも取り上げられており、注目度も増していくと考えられます。多くの人に興味を持ってもらい、持続可能な社会実現への行動につながる一つの入口としてパンフレットが今後も活用されていきそうです。
NPOの声
特定非営利活動法人 FEE Japan
理事 伊藤 正侑子さん
綺麗な写真が多く使われており見やすいパンフレットが出来上がったことを多くの方によろこんでいただけました。
また中綴じタイプでなく四つ折りにしている形が、環境にも配慮されてとても良いという感想もたくさんいただきました。
※掲載内容は2016年4月時点のものです。