これまでの活動一つひとつの役割を紐解き、必要な人に届くウェブサイトを
団体ウェブサイトトップページ(プロジェクト成果物)
支援先団体:社会福祉法人 子どもの虐待防止センター
プロジェクトの種類:ウェブサイト
実施期間・エリア:2018年6月〜2019年4月(東京)
プロジェクト当時の活動内容
「子どもの虐待防止センター」では、主に子育てに悩む親からの電話相談を、50人以上の相談員(ボランティア)の方々と共に行っています。
これまでの電話相談対応件数は、累計10万件。子どもの虐待防止に向け、電話相談だけでなく、子どもへの虐待の悩みを抱えた母親たちのグループ運営、里親・養親への支援事業、アタッチメント形成のための心理療法プログラム、親と子の関係を育てるペアレントプログラム、支援者への支援としての教育広報活動など、社会的な要請に応じて活動を広げています。
他団体のウェブサイトがきっかけに
団体では長年同じウェブサイトを更新し続けていましたが、情報が多く蓄積されていくことで、使いづらく、また時代の流れとともに機能やデザインも古くなってしまっていることが悩みでした。
そんな折、大阪の児童虐待防止協会さんのウェブサイトが、2016年にサービスグラントのプロジェクトで制作したもので、とても良かったと知ったことが、今回の応募のきっかけでした。
プロジェクト開始にあたっては、わかりやすく読みやすくアクセスしやすいものにしたい、という以外にも、ネット上から研修の申し込みや寄付の受け付けなどもできるようにしたい、とプロボノチームのメンバーに依頼がありました。
メンバーは何度も団体の事務所に足を運び、支援を必要とする人たちが、より支援を求めやすくするにはどのようなウェブサイトにすれば良いか、悩んでいるお母さんが安心してアクセスできるよう、背中をひと押しするにはどのようなデザインが良いのか、一つひとつ団体側と相談して作業を進めていきました。また、これまでの団体の活動やサイトを訪れるさまざまなステークホルダーに向けたスムーズな導線を提案。スマートフォン、PC、それぞれのデバイスに合わせた画面設計を行っていきました。
プロボノチームの心意気で丁寧にしっかりと対応をしていったことと、ちょうど事務所の移転、新事業「子どもと家族のメンタルクリニックやまねこ」の開設への対応なども重なり、当初予定より公開までの時間が長くかかりましたが、隅々まで整理された大満足のウェブサイトが完成しました。
プロジェクトのその後(支援先団体からの声)
「何度もヒアリングに足を運んで、CCAPの雰囲気をよくつかんでくれました。イメージにぴったり合ったHPが完成し、リニューアル後、サイトへのアクセス数も、実際に足を運んでくれる人も増えました。また、団体スタッフがHPを見ながら支援の内容について説明しやすくなったというのも大きな利点となっています。必要な人に、必要な情報を、わかりやすく伝えやすいものになり、本当に感謝しています。」
団体が出演した「渋谷のラジオ 渋谷のプロボノ部」アーカイブ(note)
※掲載内容は2019年8月時点のものです。