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ソーシャルアクションタンク
シンポジウム2022[オンライン開催]

アカデミズム × プロボノ の新挑戦

 

社会科学の研究者とビジネスパーソンによる、領域を超えた協働が動き始めています。

「ソーシャルアクションタンク」は、多様な主体のネットワークのハブとなる学際的・横断的な研究プロジェクトを推進する実験的な取組です。

その最初の具体的なプロジェクトとして、社会的にメッセージ性の高い研究に意欲を持つ研究者と、自らの経験・スキルを通じて研究活動を支援するプロボノワーカーとによる「プロボノリサーチプロジェクト」が立ち上がりました。

このシンポジウムでは、2021年夏からスタートした第1期の研究成果を、プロジェクトを担当した研究者およびプロボノワーカーから報告いただくとともに、それをもとに社会に向けた建設的な提案を行っていきます。

 

 

テーマ「女性が活躍しやすい社会をデザインする」

 

第1期では、国際社会において長年にわたって日本が低迷し続けているジェンダーギャップ指数に着目し、「女性が活躍しやすい社会をデザインする」をテーマとして設定しました。

このテーマのもと、日本の課題に挑む意欲的な研究プロジェクトが実施され、3人の研究者と15人のプロボノワーカーによる熱のこもった議論と研究が展開されました。

 

企業の皆さまにとっては、自社の女性活躍施策への視座を高め、ダイバーシティ&インクルージョンをさらに推進し、働きやすい職場をつくるための参考にしていただければ幸いです。また、雇用・女性活躍、企業経営等の政策に関わる行政関係者の皆さまにとっては、今後の政策づくりのヒントになる情報が得られることと思います。女性の社会参加に関心を持つすべての非営利組織の皆さまや、性別を問わずこのテーマに関心をお持ちのすべての皆さまにとっても、気づきや考える機会を得る場になります。

 

幅広い分野でご活躍の皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。

 

 

【開催概要】

 

日時:2022年 2月 3日(木)19:30-22:00

方法:Zoomウェビナーによるオンライン開催

   アクセスURLはこちらです → https://us02web.zoom.us/j/86479303361

   ※ 途中入退出も可能です。Zoomウェビナーのため、ご参加の皆さまの映像は映りません。

費用:無料

対象:企業経営者・幹部、経営企画部署、人事担当部署、SDGs担当部署等のみなさま

   大学、大学院、民間研究所等で研究活動に取り組む研究者のみなさま

   雇用政策、女性活躍推進、男女共同参画等の政策に関わる行政関係者のみなさま

   本テーマに関心のある社会人・大学生・一般のみなさま

定員:500名

 

 

【プログラム】

※(カッコ)内の時間は目安です。進行により多少前後する可能性があります。

(19:30-20:00)

第1部 基調鼎談

「2030年 日本社会のアジェンダ」

橋本 努 氏 / 北海道大学大学院経済学研究院教授

坂口 緑 氏 / 明治学院大学社会学部教授

嵯峨 生馬 / 認定NPO法人 サービスグラント代表理事

 

(20:00-21:00)

第2部 研究報告

「プロボノリサーチプロジェクトから見えてきた社会課題の深層」

①育休や短時間勤務による人事考課への影響とは

大槻 奈巳 氏 / 聖心女子大学人間関係学科教授

プロボノワーカー代表者

 

②女性管理職が受けるセクハラ─実態と特徴

金井 郁 氏 / 埼玉大学人文社会科学研究科教授

プロボノワーカー代表者

 

③日本企業におけるダイバーシティ&インクルージョン

大塚 英美 氏 / 神戸学院大学経済学部講師

プロボノワーカー代表者

 

(21:10-21:50)

第3部 パネルディスカッション

「女性が活躍しやすい社会をデザインする」

[パネリスト]

大槻 奈巳 氏 / 聖心女子大学人間関係学科教授

金井 郁 氏 / 埼玉大学人文社会科学研究科教授

大塚 英美 氏 / 神戸学院大学経済学部講師

橋本 努 氏 / 北海道大学大学院経済学研究院教授

石原 英樹 氏 / 明治学院大学社会学部教授

[モデレーター]

芹沢 一也 氏 / 「シノドス」編集長

※参加者の皆さまから、随時ご質問を受け付けます。時間の許す限り、パネルディスカッションで回答していきます。

 

 

【登壇者プロフィール】

 

大槻 奈巳 氏 / 聖心女子大学現代教養学部人間関係学科教授

聖心女子大学現代教養学部人間関係学科教授、キャリアセンター長。専門は労働とジェンダー、女性のキャリア形成。2001年に上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了、博士(社会学)。女性が「活躍」できない要因は職場や仕事のなかにあるという職場重視モデルから考えている。著書は『職務格差―女性の活躍推進を阻む要因はなにか』(2015年、勁草書房)、『なぜ女性管理職は少ないか』(大沢真知子らと共著、2019年、青弓社)、『大学生のためのキャリアデザイン入門』(岩上真珠との共編著、2014年、有斐閣)など。

 

金井 郁 氏 / 埼玉大学人文社会科学研究科教授

専門は労働経済論、ジェンダー論。日本的雇用システムにおいて中核とされる男性正社員とは異なる働き方をしてきた一般職女性、パート、自営業と雇用労働者の間のような性格を持つ自営的雇用(生命保険営業職やタクシー運転手)などの非典型雇用に関心を持ち、研究を行ってきた。主な論文に「女性の昇進をめぐる意識とマネジメント : 雇用管理体系とジェンダー」(『大原社会問題研究所雑誌』704号、2017年6月)や「人事制度改革と雇用管理区分の統合-女性労働者へのインパクトに着目して」(『社会政策』第13巻第2号、2021年11月)などがある。

 

大塚 英美 氏 / 神戸学院大学経済学部講師

2015年、神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了、2015年、経営学修士。

専門は、経営組織論、人的資源管理論。研究テーマは、「日本企業におけるインクルージョンを促すチームと組織のマネジメント」。学術論文「女性管理職のキャリア形成」(日本労務学会誌)、「企業におけるダイバーシティ&インクルージョン推進のプロセス」(神戸学院大学経済学論集)など。産官学連携事業、学生インタビューによる「こうべ男女いきいき事業所」の企業におけるD&Iに関する記事掲載。

 

橋本 努 氏 / 北海道大学大学院経済学研究院教授

1996年、東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻博士課程単位取得満期退学、1999年、学術博士。シノドス国際社会動向研究所所長(2017年~)。

新しいリベラルの可視化に向けての社会調査と分析を統括する。専門は社会哲学。著書に『社会科学の人間学』(勁草書房)、『帝国の条件』(弘文堂)、『経済倫理=あなたは、なに主義?』(講談社)、『自由原理 来るべき福祉国家の理念』(岩波書店)など。

 

坂口 緑 氏 / 明治学院大学社会学部教授

2000年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。

専門は、市民社会論、生涯学習論。デンマークのノンフォーマル教育機関やNPOについて調査している。主な著書に『テキスト生涯学習新訂2版』(共著、学文社、2020年)、『ボランティア活動をデザインする』(共著、学文社、2013年)など。雑誌『ソトコト』にコラム「ソーシャル系大学案内」を連載中。

 

石原 英樹 氏 / 明治学院大学社会学部教授

東京大学教養学部教養学科卒。博士(学術)。専攻は文化社会学、コミュニケーション論、地域社会論。 近年の関心はLGBTへの寛容性に関する統計分析。大学では「内なる国際化」プロジェクトに所属し、難民や移民の子どもへの支援を考えている。 著書に『増補・サブカルチャー神話解体』(共著2007年 筑摩書房)『進化的意思決定』(共著2002年 朝倉書店)等。

 

芹沢 一也 氏 /「シノドス」編集長

1968年東京生まれ。株式会社シノドス代表取締役。シノドス編集長。

慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。

 

嵯峨 生馬 / 認定NPO法人 サービスグラント代表理事

​民間シンクタンク研究員を経て、2005年、日本におけるプロボノの草分けとして「サービスグラント」の活動を開始。2009年にNPO法人化、代表理事に就任。幅広い企業・行政等と連携しながら、NPO・地域団体等の基盤強化を支援。著書に『プロボノ ~ 新しい社会貢献、新しい働き方』(勁草書房 2011年) 他。

 

 

【申込方法】

 

参加ご希望の皆さまは、下記参加申込フォームからお申込みをお願いします。

 

参加申込フォームはこちら

締切:2022年 2月 2日(水)正午まで