レポート:プロボノ参加がもたらす、キャリアと社会感度への影響
「変革を担う女性」の育成を掲げる、津田塾大学 総合政策学科 森川ゼミ・伊藤(由)ゼミの学生たちが約10名のプロボノ参加経験者たちにインタビュー。プロボノ参加によって引き起こされる、キャリアや社会課題への関心の変化ついて、学生たちの視点から紐解きました。
以下の各レポートを、ぜひご覧下さい。
教員の声 ――連続インタビューを終えて
社会に関わること、仕事をすること、産休・育休して子育てをすることも、それぞれが別物でも対立的なものでもなく相乗効果のある関係になりうるのですね。インタビューは、学生にとっても私にとっても、社会人としての「生き方の幅」に対する選択肢や想像力がぐ~んと広がるwonder な時間の連続でした! ―― 総合政策学科主任 森川 美絵 教授
学生には「会社のしていること」ではなく「社会人のしていること」を考えてほしいと思っていました。プロボノの方は、自分を役割を広い社会で生かそうという志のある方ばかり。社会人をめざす学生たちに素晴らしいきっかけを頂きました。―― 総合政策学部 伊藤 由希子 教授
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広がった視野の中で、もう一度見つめなおす自分
なかなか時間がとりづらい育児中でも参加できるプロボノをご存知ですか? 育休からの復職や再就職など、再び仕事への一歩を踏み出すママのための期間限定プロボノプログラムが「ママボノ」です。
今回は津田塾大学2年生の皆さんが、2020年度にプロジェクトへ参加した5名にインタビュー。
「ママ×社会貢献」の魅力を掘り下げます。
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社会貢献での出会いは、人生の財産
人生100年時代と言われる今、長い人生を見据え、キャリアに関する不安と同時に社会課題への関心を持ったことをきっかけに、プロボノに参加する方も多くいらっしゃいます。
プロボノを通じて、自身のスキルに対する発見を得るとともに、ダイバーシティ&インクルージョンについての視野の広がりを経験した方に、学生たちの視点からお話しをお伺いました。
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会社と社外の良い循環。新たなプロボノ活動の立ち上げのエネルギーに
大手企業で、ITサービスのプロジェクトマネジャーを担当しながら、約10年プロボノを継続。さらに、プロボノを通じて得た仲間とのつながりを活かし、ボランティアからなる小学生向けのプログラミング教室も立ち上げ活動を続けている山田さん。その源泉を探りながら、仕事とプロボノのバランス、社会と会社の関係を考えました。
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コロナ禍で感じた「社会の役に立ちたい」
2020年、コロナ禍となり、在宅ワークに切り替えたことで生まれた可処分時間で、プロボノ参加を通じた社会貢献という選択肢を選んだ方も多く現れました。“在宅ボランティア”にも注目が集まる中、オンラインで地域を応援する「ふるさとプロボノ」の体験談から、人との出会いだけでなく、地域とのつながり、オンラインを通じたコミュニケーションの可能性に対するチャレンジを伺いました。
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仕事と社会貢献、時間は別でもスキルは共有
もともと社会貢献に関心があり、ボランティアも行っていた宮田さんは、サービスグラントのプロボノと出会うことで、社会課題に対する視点や、仕事とボランティアとのバランスのとり方に大きな変化があったそうです。「プロボノ」として社会貢献をするようになってから変わった部分、また、仕事とプライベート、社会貢献のバランスについて伺いました。