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社会課題のリアルな現状を知り、それぞれの探求心のもとで設定したアクションに取り組んだ「ソーシャルアクションアカデミー」。2024年度は、5月から開始。多角的な学びを経たのちに夏からは複数のチームに分かれ、ヒアリングや調査分析、実践に取り組んできました。

参加者は、活動を通して、社会課題の複雑さや活動創出の難しさに気づきながら、自分自身の新たなトビラを開き、精力的に活動に取り組みました。

本ページでは、2つのフィールド、9チームの活動成果を紹介します。

 

Field 1 クローズアップ・シブヤ|支援や制度からこぼれ落ちる課題とは

① 多様性の価値を発信し、ソーシャルアクションを身近にする

② 居場所 ~自分だけで抱え込まずつながりのある社会をめざして~

③ 社協で働く方々(コーディネーター)のウェルビーイング向上と認知度UP策提案

④ 高齢者――趣味関心によるコミュニティ

⑤ こどもテーブルのニーズとボランティアのウォンツのマッチング

 (ナビゲーター協力:渋谷区社会福祉協議会)

 

Field 2「ひとり親家庭の実情」 のレポートはこちら

 

※以下の成果物に記載している情報は、2024年12月時点のものです。

 

Field 1-① 多様性の価値を発信し、ソーシャルアクションを身近にする 

 

渋谷区笹塚にある福祉作業所「ふれんど」の施設長(及び、一般社団法人シブヤフォント共同代表)である古戸さんが感じている課題に共感した6名のチームメンバーは、『多様性の価値を発信し、ソーシャルアクションを身近にする』ことを目的に、福祉作業所「ふれんど」の紹介資料を作成しました。

この資料は、古戸さんが大学等で講演をするときに活用していただくことを想定し、5回の訪問を通して利用者の方とふれあいながら、これまで知的障害の方とふれあう事のなかった社会人メンバーの新鮮な視点を活かして作成しました。

 

本成果(資料)を届けたい方

  • 知的障害(福祉/当事者)のことはよく知らないけれど、少し興味がある人

参考リンク

成果資料リンク

 

Field 1-② 居場所 ~自分だけで抱え込まずつながりのある社会をめざして~ 

 

渋谷区社会福祉協議会からの話題提供の中で、地域における「居場所」の重要性に着目したメンバーは、渋谷区内の街歩きや、多様な視点の居場所の活動実態を調査するなかで、渋谷区内唯一の常設の居場所「笹塚十号のいえ」に出会いました。

既に多様な人の居場所として活発に活動が行われている「笹塚十号のいえ」ですが、まだ取り組み切れていないという課題感のあった、子育て世帯や中高年層との接点づくりなど、立ち寄る人の多様化を模索するため、季節イベント・夜イベントを提案し実施。参加者へのニーズ調査も行い、この結果を今後の活動の足掛かりとして提供しました。

 

本成果(資料)を届けたい方

  • 「笹塚十号のいえ」の皆様(報告済)

参考リンク

成果物

 

Field 1-③ 社協で働く方々(コーディネーター)のウェルビーイング向上と認知度UP策提案 

渋谷区社会福祉協議会で働く地域福祉コーディネーターの仕事内容を知り、課題を抱える方に寄り添って真摯に向き合う姿に感銘を受けた9人のメンバーは、ソーシャルワーカーのウェルビーイングの源泉を探るため、都内の複数の社会福祉協議会を対象にインタビューを実施。組織内で取り入れられそうなワークショップの実施・提案等を行いました。

併せて、インタビューの中で出てきた、社会貢献意欲のある住民との接点やアプローチづくりのニーズを踏まえ、社会貢献意欲のある社会人に対してアンケート調査を実施。有効と思われるアプローチ方法をパターン化し、提案しました。

 

本成果(資料)を届けたい方

  • 社会福祉協議会で働く方、地域福祉コーディネーターの方々

成果物(PDF)

 

Field 1-④ 高齢者 ―― 孤立者を増やさない! 

高齢社の孤立孤独に関して強い課題感を持つメンバーが、地域の活動実態を知るとともに、高齢者に対して社会参加を促すためのアンケートやアクティビティの提案・実施を目標に活動をスタートしました。

活動のなかで、高齢者との接点づくりのために地域の自治組織などの協力を得る事の難しさに直面。地域の現状調査と孤立者を増やさない地域づくりのための仮説設計のもと、今後は、メンバーの住まいの地域での取り組みへと期待をつなぎました。

 

本成果(資料)を届けたい方

  • 調査に協力していただいた民生委員の方、居住地域の住民の方

成果物

 

Field 1-⑤ こどもテーブルのニーズとボランティアのウォンツのマッチング

様々な課題を抱える住民とつながり、支援の場と接続するための「地域の居場所づくり」の充実について関心を寄せたメンバーは、渋谷区内でこども食堂やこどもの居場所・学習支援等を行っている複数の団体にヒアリングを行いました。主催者それぞれの多様な思いを聞く中で、特に、活動を支える「ボランティア」人材の不足が共通の課題となっていることに注目。

メンバー自身もボランティア体験を行いながら、ボランティア参加のハードルを下げ、ボランティアにも団体にも良いかたちでの活動継続のために必要なものを模索し、しぶやボランティアセンターに対し、プロボノ支援も活用しながらのマッチング支援強化について、提言しました。

 

本成果(資料)を届けたい方

  • しぶやボランティアセンター(渋谷区社会福祉協議会)

参考リンク

成果物

「ソーシャルアクションアカデミー」とは

 

「ソーシャルアクションアカデミー」は、非営利組織とともにリアルな社会課題解決に挑戦する経験と、エキスパートによる講義やフィードバックを通じてビジネススキルを磨くことを両立する機会を提供する、超実践型アクションラーニングプログラムです。認定NPO法人サービスグラントが主催し、企業人、NPO職員、学生など多様なメンバーがグループを組み、協力者の力を得ながら、自発的に企画したアクションに取り組みました。2024年度のソーシャルアクションアカデミーには57名が参加。45名がアクション実践のフェーズまで走り切りました。

ソーシャルアクションアカデミー 2024

Field 2「ひとり親家庭の実情」のレポート

 

 

2024年度参加者に聞いた、「ソーシャルアクションアカデミーをひとことで表すと?」

 

『リアルRPG』 『地図を創る作業』 『自分のハードルを軽く越えさせてくれる羽根』 『自分へと社会への探索』 『良き人たちとの出会い。得がたい体験』 『踏み出せなかった一歩を踏み出せるアカデミー』 『エッジ(境界線)を見れた』 『ソーシャル大海へのサケの集団川下り』 『Sせかいが変わるほど、Aあつく、Aあたらしい挑戦 』 『大きいことをしなくても誰かの役に立てば意味がある』 『温かさが伝わっていく場』 『不知の自覚』 『NPOの方々の熱意に素手で触れる』 『飛び込み台』 『真正のシティズンシップ教育 』 等

 

 

お問い合わせ 

ソーシャルアクションアカデミー事務局

(認定NPO法人 サービスグラント内 担当:岡本、柴岡)

お問い合わせフォームはこちら