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SMBCグループ プロボノワークプロジェクト

株式会社三井住友銀行(以下SMBC)は、2011年度から、邦銀初の取り組みとして、従業員ボランティアの一環でプロボノを開始しました。2014年度からは、SMBCを含むSMBCグループ各社の従業員に展開しています。

 

2023年度からは、業務時間の最大20%を活用できる制度を導入し、「SMBCグループ プロボノワークプロジェクト」としてグループ全社で推進。中期経営計画の基本方針である「社会的価値の創造~幸せな成⾧への貢献」を目指し、重点課題である「貧困・格差」「DE&I・人権」などをテーマにした団体へのプロボノ支援を行っています。

 

SMBCグループは、多様化・複雑化する幅広い社会課題の解決をこれからもリードし、社会的価値の創造を通じて、持続的な社会の実現に貢献します。

 

これまでの支援実績

 

 

2011年度

 

関西におけるプロボノプロジェクトの立ち上げを協働で実現し、関西エリアの地域経済活性化につながるNPO等の支援を行いました。また、社内でプロボノワーカー説明会を開催するなど、社員の皆さまのプロボノ参加を促し、各チームに社員プロボノワーカーの皆さまが参加しました。

 

2012年度

 

関西におけるプロボノプロジェクトにおいて前年同様3団体のNPO支援に取り組んだことに加え、社員の皆さまの特性を活かし、NPOの寄付管理を支援するプロボノプロジェクトを実施しました。

このプロジェクトでは、東京周辺で子育て支援に取り組むNPO法人等、計3団体を対象に約20人の社員がプロボノワーカーとして参加し、経理処理の改善、寄付者名簿の整備や寄付者対応の円滑化など、NPOの寄付管理における様々な課題に具体的な解決策を提示しました。支援先NPOの中には、この支援がきっかけとなって認定NPO法人の取得申請に踏み切る団体が現れるなど、きわめて有益な成果を提供するプロジェクトとなりました。

 

2013年度

 

前年度に開始した「寄付管理サービスグラント」を拡充し、東京エリアで3団体、大阪エリアで1団体の計4団体を対象に実施。寄付者管理に必要な事務フローの整備やマニュアル化、寄付者の情報整理やデータベースの整備など、NPO法人の業務基盤を強化するうえで不可欠な支援を提供しました。

 

2014年度

 

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)による、グループ横断型のプロボノプログラムとして実施。2014年度より、1件のNPO法人に対して、5〜8人程度のSMFG社員による「チーム」を編成して取り組みました。東京で2チーム、大阪(神戸)で1チームの計3チーム約20名の社員が参加し、寄付管理支援プログラムによる支援内容を実施しました。

 

2015年度

 

前年度に引き続き、SMFGによるグループ横断型のプログラムとして実施。2015年度は、「マーケティング基礎調査」、および、「事業計画立案」の2プログラムを新規に展開しました。東京2チーム約15名の社員が参加し、ヒアリングやアンケート調査、組織課題と事業環境の整理などを通じて、課題解決や運営改善につながるサポートを提供しました。
また、プロボノ体験企画「プロボノ1DAYチャレンジ」へ、企業チームとして東京1チーム、大阪1チーム約10名の社員が参加し、地域団体の課題整理や、アンケートの分析や活用法についての提案を行いました。

 

2016年度

 

東京のNPO法人2団体を対象に、約15名のSMBCグループ社員が参加しました。個人寄付者増加のための「マーケティング基礎調査」、および団体の基盤強化を目指し、主に経理業務のツール改善につなげる「業務フロー設計」の2プロジェクトを実施しました。

 

2017年度

 

東京を拠点に活動する2団体を対象に、約15名のSMBCグループ社員が参加しました。寄付者や会員増加を目的とした「マーケティング基礎調査」を実施し、広報活動の改善などを提案しました。

 

2018年度

 

東京のNPO法人2団体を対象に、10名のSMBCグループ社員が参加しました。

団体の活動を知るために、活動報告会やワークショップ等に参加させてもらい「社会科見学」。
寄付者が求める情報を、ヒアリング等を通じて調査し、団体がすぐに利用できる資料として納品しました。

 

2019年度

 

東京のNPO法人2団体を対象に、4社11名のSMBCグループ社員が参加しました。

企業6社へのヒアリング結果から「参加者拡大に向けた調査報告と施策提案」、既存資料や関係者ヒアリング結果から「活動実績と提供価値の可視化」といった、支援先団体が実務のなかで活用できる成果物を納品しました。

 

2020年度

 

東京を拠点に活動する非営利法人2団体を対象に、4社11名のSMBCグループ社員が参加しました。

業務の聞き取りを行い実際に則した「寄付業務効率化ツールの制作」、関連事業調査や関係者ヒアリング結果を基に「寄付に関する施策と仕組みの提案」といった、支援先団体が寄付関連業務ですぐに活用できる成果物を納品しました。

 

2021年度


 

2021年度はこれまでのチーム型で取り組むプロボノから、さらに自律的な活動を目指し、GRANTのプラットフォームを活用したGRANT Bizによって、17名の社員が、4つのプロジェクトへ参画しました。

 

2022年度


 

2022年度は、10年を超える実績を振り返り今後のプロジェクトの発展に活かすべく、過去支援先団体と参加者に、プロボノプロジェクトによるその後の変化や成果についてのアンケート調査を実施しました。

 

2023年度


 

SMFGによるグループ横断型のプログラムとして、非営利法人5団体を対象に、11社48名のグループ社員が参加し、4~6ヶ月のプロジェクト型の支援を実施しました。
「定期的な支援者の確保・新規支援者の獲得による基盤強化」「ミッション・ビジョンを基にした体系整理と明確化」「人・場所・資金を確保するためのロードマップ作成」「外部委託先の業務内容の全容と工数把握と課題提示」「リスク管理及びガバナンスの課題洗出しと対応策策定、持続的かつ効率的なファンドレイジング実施に必要なたたき台づくりと各種提言」を行いました。


支援先・支援内容