日本IBMプロボノプログラム “Smarter Non-Profits”
IBM Corporationでは、2008年より、全世界の拠点から新興国に社員を派遣して、現地NPOや行政機関、大学、中小企業などの経営支援を無償で支援する、企業版平和部隊“Corporate Service Corps(コーポレート・サービス・コー:CSC)”というプログラムを行ってきました。
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)では、このCSCに参加した社員を中心に、2010年より社員のプロボノ活動をスタートしています。IBM Corporationの創業100周年を迎える2011年は、首都圏でのプロボノ活動をベースに、日本国内の主要5都市(札幌・名古屋・大阪・広島・福岡)でプロボノプログラムを展開しています。
各地区の事業所や関連会社の社員がチームを結成し、教育分野や障害者就労支援、青少年育成等をテーマに活躍する、計7団体のNPOを経営面から支援します。プロボノプロジェクトのテーマは、営業戦略やコミュニケーション指針の策定、事務局業務の可視化、データベース構築など、NPOのニーズに応じて設定。参加する日本IBM社員のスキルと専門性をフルに活用したプログラムとなっています。
日本IBMプロボノプログラムでは、月2回程度のNPOと日本IBMプロボノ社員とのディスカッションや、チームごとの内部ミーティングを重ねながら、プロジェクトを進行しています。また、各地のプロジェクトの様子や課題解決のアプローチ、作成資料等については、同社のオンライン・コラボレーション・ツールLotusLiveなどを活用して情報共有を図り、ベストプラクティスを蓄積しています。