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ベイカレント・コンサルティング 支援先インタビュー フェロージョブステーション

 
コンサルタント×福祉事業者 双方の強みを持ちあって

 

平日の日中時間帯でも稼働できる、本業を活かしたプロボノ活動であるとお聞きし、はじめはびっくりしましたが、団体の稼働している時間帯に活動頂けたことで、プロジェクトメンバー以外の団体内部関係者とも関わることができたり、タイムリーなコミュニケーションを取れたりして、とても助かりました。3ヶ月という短期間であっても、お互いに歩み寄るスピードが速く、結果として、団体の事業に深く入って頂けたと感じています。
スキルを出し惜しみすることなく関わって頂き、自分たちだけではなかなか出来ない、数値化や可視化をしながらの論理的な仕組みづくりを、コンサルタントの強みで補ってもらいました。コンサルタントを本業とされる方と、福祉を提供する我々との立場の違いはありますが、我々の良さも理解しながら、双方の強みをもって一緒に作り上げたと実感しています。
 

団体と共に実装する実行支援

 

プロジェクト開始当初は、業務改善提案だけだと思っていたので、まさか実店舗に商品を置けるように、やり方や戦法を一緒に考え、実践して貰えるとは思っていませんでした。結果として、百貨店のポップアップストア出店が決まりましたが、仮にそれが無かったとしても、各社バイヤーの方々へお話しを聞いたり、愛媛県内で候補店舗の視察をしたり、自分たちだけでは出来なかったことをやって頂き、企業への関わり方やアプローチの方法も学ぶことができました。私たちがただ単に“提案を受ける側”ではなく、一緒に悩んで、一緒に実装を進めていけたのが、何よりの財産だと思います。

 

プロボノの成果はさまざまなところに

 

Pocheのコンセプト作りの際に行ってくれたワークショップで、団体内で色々な意見を交えることができ、内部の意識が見える化できたことはとてもありがたかったです。誰かが作ったものを売るのではなく、自分達でブランドとしての価値を探し、見つけることができたのは大きな成果で、担当者から「東京で売りたい」「世界に広げたい」という発言が聞かれるようになり、今までより視野が広がったように感じています。
また、Pocheの販売促進計画以外でも、A型事業所の事業整理を行って頂きました。複数ある事業の紐づけを明確に順序立てて整理して、働く利用者さんのスキルアップを見える化して頂いたのですが、これはA型事業所以外の事業でも活用できると感じているので早速使っていきたいと思います。
最後に、今回のプロボノ支援を受けたことは、団体内のコミュニケーション改善のきっかけにもなりました。プロジェクト終了後に、この事業を成功させるためにはどうしたら良いか内部で話し合う時間を作り、チームでの目標設定や、役割分担、情報共有の方法について意見を出し合う機会を設け、改善計画も進めています。
プロボノ支援を受けて、たくさんのプレゼントを頂いたので、これからそれを活かして、実践していくこと、事業を継続発展させていくことが、それにお応えする私たちの仕事なのだと思っています。