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サービスグラントは2005年に活動をスタートし、2020年12月についにプロジェクト実施実績が1000件を超えました。この15年の間に、ビジネスパーソンが個人で参加するプロボノプログラムに加え、CSR・社会貢献を目的とした企業との協働によるプロボノプログラムを展開してきました。

 

これらのプログラムに参加したプロボノワーカーは約4,500人に上り、参加者からは、普段の仕事とは異なる越境経験をしたことで、日常の業務では得られない様々な学びや気づきを得ることができた、自律性が求められる環境の中で自身の力を発揮し成長につながったという声も多く聞きます。

一方、企業においては、変化が激しく不確実性の高いVUCAの時代といわれ、コロナ禍という社会を揺るがす大きな問題に直面する中、社会の変化やニーズを敏感に感じ取り、状況に適応した課題解決力を発揮できる自律型人材への需要が高まっています。

 

こうした背景のもと、企業における越境学習が注目されています。

 

越境学習は、社員のキャリアアップにつながり、自律性の向上に役に立つだけでなく、企業で働く社員のモチベーションの維持・向上にも役立つなどの効果が指摘されるようになってきました。

そこで本イベントでは、「越境学習とプロボノ」をテーマに、社会セクターへ越境することの意義、企業組織にとってのプロボノの効果、プロボノを経験した人に起きる変化等について、研究者のお二人に研究結果を交えながらお話しいただきます。

 

また、サービスグラントの現場でのストーリーを交えながら、非営利団体の課題解決だけにとどまらない、企業人にとってのプロボノの価値や組織への効果についても共に考えていきたいと思います。

 

人材育成としてプロボノの導入に興味のある企業の人事・人材育成の担当者、社会セクターへの越境によって起こる人の変化を知りたい方、プロボノを経験することが自分のキャリアにどのように活きるのか気になるビジネスパーソンなど、多くの方のご参加をお待ちしています。

 

 

ゲスト

 

中村 天江(なかむら あきえ)さん
リクルートワークス研究所主任研究員

 

1999年リクルート入社、2009年ワークス研究所に異動。「働き方の未来」や「労働市場の高度化」をテーマに調査研究・政策提言を行う。「2025年」「Work Model 2030」「マルチリレーション社会」や、リオ2016オリンピック大会で生き生きとしたボランティアに会い「個人のキャリアを豊かにする企業の社会貢献活動」を発表。商学博士(一橋大)、 2017年より中央大学客員教授。同一労働同一賃金などの政府委員もつとめる。

 

 

藤澤 理恵(ふじさわ りえ)さん
リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 主任研究員

 

人事制度設計のコンサルティングや、研修開発、組織調査などに従事したのち現職。2021年に東京都立大学大学院社会科学研究科により博士号(経営学)授与。専門は組織行動論。企業人の社会貢献・プロボノ活動、育児休業などを題材にビジネス-ソーシャルの「越境」、仕事の意味とアイデンティティが変わる「ジョブ・クラフティング」、 「働き方改革」、 「HRMの柔軟性」など、境界の関係的な変化をテーマに研究を行っている。

 

 

聞き手

 

嵯峨 生馬(さが いくま)

認定NPO法人サービスグラント 代表理事

 

東京大学教養学部卒。株式会社日本総合研究所に入社後、研究員として官公庁・民間企業とともにIT活用、決済事業、地域づくり・NPOなどに関する調査研究業務に従事。2001年、渋谷を拠点とする地域通貨「アースデイマネー」を共同で設立。2005年、サービスグラントの活動を開始。2009年にNPO法人化し、代表理事に就任。

 

 

 概要

 

日時: 2021年5月12日(水) 19:30~21:00

場所:オンライン(Zoom)

対象者:

  • 企業の人事/人材育成/CSR/CSV担当者
  • 企業の管理職の方
  • プロボノとキャリアについて興味のある方
  • 本イベントテーマに関心のある方

 

参加費:無料 ※要事前申込み

 

こんな方にオススメ

  • プロボノや越境経験が企業にとってどんな価値があるのか知りたい
  • プロボノを人材育成の施策として導入することを検討している
  • CSR・社会貢献だけに留まらないプロボノの活用に関心がある
  • 部下やメンバーがプロボノをしているがどんな経験を得ているのか知りたい
  • プロボノの経験が自身のキャリアにとってどんな影響があるのか知りたい etc

 

お申込み

 

 

 イベント内容

Session1 研究者から見る越境経験やプロボノの意義

ゲストの中村天江さんから、ソーシャルセクターへの参加が注目される社会的背景や、企業が新たに価値を創出するために越境学習を取り入れる意義などについてお話いただきます。また、藤澤理恵さんから、プロボノを経験した個人に起こる変化や、その変化がどのように企業に活きていくのかなどをご紹介いただきます。

 

Session2 トークセッション

中村さん、藤澤さんに、サービスグラント代表理事 嵯峨を加え、非営利団体の課題解決だけにとどまらない、プロボノのビジネスパーソンにとっての価値や企業組織への効果について紐解いていきます。

 

お申込み

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