「養育困難家庭の訪問型支援」に関する調査報告(ソーシャルアクションアカデミー2022)
ソーシャルアクションアカデミー2022 ソーシャルアクション学科 調査報告
テーマ2:養育困難家庭の訪問型支援
NPO法人サービスグラントでは、これまでに1,100件を超えるプロボノプロジェクトの運営を通じて、多様なNPO・地域団体など非営利組織と社会課題に関心を寄せる社会人との間に接点をつくり、具体的で効果的な成果をもたらすプロジェクト運営に力を注いできました。活動開始から15年以上の積み重ねを糧に、社会課題解決に向けた新たな関わり方を提案するのが、『ソーシャルアクションアカデミー』です。
3期目にあたる2022年度は、本アカデミーに「ソーシャルアクション学科/ソーシャルリサーチ学科」2つの学科を設置し、8月から約半年間「子ども・若者をめぐる社会課題」をテーマとするプログラムを開講しました。
本ページでは、【テーマ2:養育困難家庭の訪問型支援】に関する2つの調査報告を掲載します。
ソーシャルリサーチ学科 成果報告
NPO・プロボノワーカー・学術研究者の三者による協働のプログラム「ソーシャルアクションアカデミー/ソーシャルリサーチ学科」では、NPOが直面する社会課題をめぐり、プロボノによる社会調査を通じて課題の可視化や分析に挑戦しました。
2022年度は、子どもや若者をめぐる課題の連鎖を断ち切り、希望をもたらす取り組みとして、3テーマをめぐる6件の社会調査を行いました。
【テーマ2】養育困難家庭の訪問型支援
さまざまな事情により、子育てを十分に行うことができない家庭に対して、個別に訪問を行い、家庭の状況に寄り添う子育て支援の仕組みがあります。支援する側のスキルも求められる訪問型支援について、支援者のケアや、活動の持続可能性について研究を行いました。
協力:NPO法人 バディチーム
<目次>
- 訪問⽀援が必要な家庭への⽀援者に関する 現状・意識調査
- バディチーム財務改善による事業拡⼤のための施策検討
1. 訪問⽀援が必要な家庭への⽀援者に関する 現状・意識調査
本調査は、バディチームの⼦育てパートナー*の現状を把握し、調査結果を今後の活動の担 い⼿確保と⽀援の充実化に活⽤してもらうことを目的として行いました。
具体的な目的は、次の通りです。
1. ⼦育てパートナーにとってのメリットと課題を把握し、活動の担い⼿の増加促進と継続率 の向上につなげる
2. ⼦育てパートナーが⽀援活動を継続していくために必要な内容を深掘りし、より円滑な活 動・運営にしていく
最終的には、バディチームの活動の拡⼤および横展開を⽬標に⾏政や企業へのアプローチの根 拠資料として活⽤することを想定しています。
*バディチームに登録し、各家庭に訪問して支援を行う家庭訪問支援者のことを「子育てパートナー」と呼びます
2. バディチーム財務改善による事業拡⼤のための施策検討
今回のプロジェクトでは、子育て支援・虐待防止を目的に家庭訪問型の支援活動を行うNPO法人バディチーム協力のもと、バディチームの運営上の課題と解決に向けた調査および施策の検討を行いました。
本調査報告では、全国における養育困難家庭の現状、また、バディチームの活動の現状および今後の理想像を説明したのち、団体が今後の計画を実施するうえで障壁となっている課題に対して検討した仮説と施策案を報告します。
ソーシャルアクションアカデミー2022 ソーシャルアクション学科における、その他のテーマについては、以下よりご覧ください。
【お問い合わせ】
ソーシャルアクションアカデミー「ソーシャルアクション学科」、「ソーシャルリサーチ学科」いずれも、社会の未来につながる「子ども・若者をめぐる社会課題」の分野において、リアルな社会課題解決に挑戦する経験を通じて、社会に対する生きた知見を手に入れ、本業の場面で発揮できるビジネススキルを磨く超実践型アクションラーニングプログラムです。
2022年度のプログラム概要は、こちらのご案内ページをご参照ください。
ソーシャルアクションアカデミー事務局
(認定NPO法人 サービスグラント内 担当:岡本、小林)
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