丸山 晶崇さん [グラフィックデザイナー]

自分にとって、デザインは、仕事でもあるけど、趣味でもあるから、いくらでもやりたいし、それを活かせる場所が見つかった、という感じでした。

“デザイナーはこういうことをした方がいいんじゃないかな”という思いを、実際の行動として踏み出す第一歩にはなったかな、と思います。

直接的なボランティアに参加したのは初めての経験でした

 きっかけは、ある会社が開いていたクリエイターのパーティーの会場で、たまたまサービスグラントの話を聞いたことでした。

 誰でもできるボランティアと違って、自分のスキルや職能をいかして、社会貢献や社会に関わっていけるという説明がよかったんです。

 実を言うと、僕にとっては、簡単と言われているボランティアのほうが、かえってハードルが高い感じで、参加したくないわけではないけど、参加しづらかった。その点、サービスグラントの場合は、普段の仕事の延長上で、自分の能力を使ってできそうだなと思いました。それまでに環境の展示会などに参加したりというアプローチはしていましたが、直接的なボランティアに参加したのは初めてでした。

 会社の仕事が完全に充実していたかというと、そうではない部分もあった気がします。根本的にデザインは何かをよくすることだったり、人を喜ばせたりするものだと思いますが、デザイン・広告という仕事をやっていて、商品に対して強い思い入れを持つことができない時があったり、自分はデザインを使って社会をよくしているか?ということに疑問があったことも。

 自分にとって、デザインは、仕事でもあるけど、趣味でもあるから、いくらでもやりたいし、それを活かせる場所が見つかった、という感じでした。
 

仕事ならクライアントに近い人たちと一緒に何かをやる、という面白さ

 サービスグラントに参加して、仕事に役に立ったか、ですか?
 まあ、仕事に直接影響することはなかったけれど、「知らなかった世界を知る」というポイントは一つ大きな経験でした。

 監獄人権センターという団体のプロジェクトで、「監獄」や「人権」など、興味を持って調べたり、関わったりしてこなかった分野のことを知ることができた、というのはけっこう大きいかもしれないです。

 それに、監獄人権センターの事務局員の方がすごい真剣にやっていらして、そういう人たちを応援できるのはいいなぁと思いました。実際問題、お金はないけれども、いいことをやっている人はたくさんいて、そういう人を応援する仕組みとしても、とてもいいと思います。

 それと、チームのメンバーも、外資系の金融会社の方など、いつも自分が仕事をしている人たちではない方や、ふつう、仕事なら、クライアントに近いポジションから違う視点で物事を見ている人たちと一緒に何かをやる、というのは面白いですよね。
 

自分できっかけをつくるのは、実際にはなかなか難しい

 サービスグラントではなくても、仕事を通じて、世の中のためにアプローチできるものがあれば、もっと積極的に関わっていきたいと思うけど、そのきっかけをつくるのは、実際にはなかなか難しい。そのステージを持っているサービスグラントへの参加は、自分の経験としてはとてもよかったと思います。

 これまでもデザイナーの役割について考えることはありましたが、それをアクションにできていたかというと、それほどできていませんでした。

 “デザイナーはこういうことをした方がいいんじゃないかな”という思いを、実際の行動として踏み出す第一歩にはなったかな、と思います。
 

深すぎないのがいい、のかも!?

 振り返ってみてサービスグラントは“深すぎない”のが、いい、のかもしれません。

 何か、気になってはいるけど参加するものがないとか、どっぷりになっちゃうとそれしか分からなくなってしまうので、そういう意味で「浅く、広く、見る、知る。」にはちょうどいいと思います。

 監獄人権センターも、テーマ自体はとても重かったけれども、団体のサポートに入る立ち位置として、ほどよい距離感でNPOと関わることができました。

 やっぱり有給スタッフとしてどっぷりつかるまで!というのはなかなか難しいと思うので、大きな決断をすることなく、できる範囲で仕事をしながらできるのがよいと思います。

 繰り返しになりますが、今まで関わりが少なかった分野や職種の人と話せるのが一番よかったです。新しい仕事を始めようとしているとか、新しい人とのつながりをつくるにも、そんなきっかけにも、いいですよね。

サービスグラントって、
「知らない世界への入り口」という気がします。
 

【参加プロジェクト】

NPO法人 監獄人権センター (パンフレット制作/08.10-09.03) 
印刷物サービスグラント
ポジション: グラフィックデザイナー

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