兼松 佳宏さん [ウェブデザイナー]

自分にとって簡単に出来ることが、
社会のために意外と役に立つ。
そんな不思議で心地よい居場所。

サービスグラントは、「自分」が大きくなる居場所

 僕がサービスグラントに関わったのは2005年で、サービスグラントの第一弾のプロジェクトでした。

 クライアントは環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが主宰されている、日本の情報を英語に翻訳して海外に発信する「Japan for Sustainability」(以下、JFS)というNPOです。僕は枝廣さんが執筆された、子どものための環境教育の教科書を英語で発信する「Kids'"Create your future" website」というプロジェクトで、WEBデザイナーとして関わりました。

 もともと2003年頃から、WEBデザイナーとして制作会社に関わる傍ら、NPOのWEBサイトのデザインを手伝っていました。ただそのときは、ディレクションとデザイン、コーディングのほとんどすべてを一人でやっていたんです。

 「こういうものかな」と思いながらも、徹夜が続いたり、それはそれで楽しかったんですけど、正直負担もありました。そこでソトコトで初めてサービスグラントを見て「これだ!」と思ったんです。

 それはプロマネ、マーケッター、デザイナー、コーダーなどすべての役割にプロが関わって、負荷を分散しながらチームで進めるという方法でした。

 素晴らしいと思いましたね。
 ひとりじゃない、というのも大きかったです。

 ただWEBサイトの場合は公開してからが勝負だったりするので、どうしてもメンテナンスが必要となります。半年も経つとチームのメンバーの仕事の優先度も変わっていく。そこは今でも課題なのかなと思っていますが、メンバー同士気持ちが通じあっていたので、様子をみながら助け合うという空気はできていたと思いますね。

個人の優先するコトを尊重すること

 初対面の方々とのプロジェクトを一緒に進めるときのポイントは、人の性格を知るってことだと思います。一度飲むのと飲まないとでは大きく違うかも(笑)

 好き嫌いに限らず、本業がどうしても忙しくなったり、様々な理由でプロジェクトを離れる人ってどうしても出てきます。でも、そこを責めないても始まらない。個人の優先するコトを尊重すること。

 今のサービスグラントはある程度、自分の興味とは関係なくプロジェクトにアサインされているように思います。それはきかっけのひとつとして大事だと思いますが、自分が強い関心がある分野のプロジェクトでないと長続きしないと思ったりもします。「環境」「貧困」「難民」など人それぞれ関心事は違うと思いますが、もっと関心からプロジェクトを選んでもいいかもしれませんね。

5年経って今の自分の仕事にもフィードバックが来ている

 サービスグラントを経験してよかったのは、僕も含めて、まわりもどんどんキャリアップしていったことですね。

 僕もそのつながりから独立できましたし、まわりも雑誌に取材されたり、あとはシリコンバレーで起業したり。純粋な気持ちで集ったメンバーがそれぞれ成長していくのは楽しくて、5年経って今の自分の仕事にもフィードバックが来ていると思います。それはもうかけがえのないものです。

 サービスグラントって?
 うーん、言ってみれば、
 「自分にとって簡単に出来ることが、
  社会のために意外と役に立つ。
  そんな不思議で心地よい居場所」
 ・・・ですかね。

【参加プロジェクト】

ジャパン フォー サステナビリティ(WEBサイト/05.01-05.08)
ポジション: WEBデザイナー

ウェブマガジンgreenz.jp共同主宰
クリエイティブディレクター

 

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